詩人:雪 刀寿 | [投票][編集] |
ごり押ししても揃わない政経は
基準をまた変える
宇宙の無意識は眠っている
皆は 自然な心の深みを休ませ、不思議に思わない
そもそも人は 喜んでケンカするような馬鹿ではなかった、と
幸せという物の、現実の内容がちゃんと分かれば、皆の気はしっかり合う
無理した化学=自然破壊によって歪めた地球を、
宇宙を暴れ回るロボットに仕立てるな
素直な自然体に帰って、宇宙に溶け込んだほうが得策だ
社会の脳と目は、まぼろしを掘り過ぎてる
まやかしを飾り付け、蜃気楼に酔わせて、皆を骨抜きにした
それでも 誰もが最後は宇宙へ帰るんだな
そう つながってゆく計算に納得がいくようにしよう
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他者を助ける かけつけ警護
自分だけを守ってりゃいいのではない
複雑な話をかきまぜる役目だな
第三者の横やりが専門の日本人
でも、政治の目的はみじんも進まない
世界はまとまらない 語り合わない
例え話にあきれる
意味が分からない
見ろ、太陽が地球を揺さぶる
もう太陽は待たない
月が乾いた 海を運べ
地球が学んだ処世術を見る
集団人形を演じながら
機械によって皆それぞれ 宇宙に心を合わせ
目をとじて瞑想する状態が 宇宙だ
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夏をしかりつけて だまらせられる?
イライラする元気は、不幸だ
あわてる老人が気持ちを変えた
若い人は自分だけを見るしかない
世界がまとまらない
もう 動物をほこる人間は、あきらめろ
地球は、ゆるやかな爆発を50億年続け
いくらがんばっても、敵を作る愛は 半分しか生かせず
霊の恨みがこびりつく
愛と憎しみが追いかけっこする
熱エネルギーを閉じ、
静かに夜の中に入って 昔に帰れば、
自分の毒が消えるさ。
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宇宙に人の言葉が通じる
人の方から歩み寄れ
はるか昔から
地球に居た
混血の多国籍人が、
今
宇宙社会に目覚めた
もう狭い国での
長い間の人間関係によって決まった
1〜3枚目役は すっかり変わる
都市時代の飾りに酔うな
甘えは剥ぎ脱ぎ、
宇宙の物質になって、外から見て
おもしろがれ
宇宙から地球をはかる
計算を語れ
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ギャンギング・ギャング
朝目覚めると、あいも変わらず大きな夢が心の中で丸く温まっていた
白い脳がサルになるとき、顔面が赤いヒビで彩られて むしろ針をしないでも済むような、脳みそが真紅からピンクへ戻るときの顔面感覚
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まだ愛はない 恋をなんとか育てる
完全な愛は死んだあとに分かる
恋が情熱になってゆくときは感動もの
こみ上げる溜飲
違う炎との出会い
甘いものも苦しい
たった一人だけが棲む星座に帰る
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自分だけの快感を求めて 自由をむさぼる
どういうのが気持ちいいか、自分だけしかわからない
それも 曖昧で、出てきてみないと よくわからない
自分だけにとって気持ちいいものしか 今はもう求めなくなった
それだけ 自由が広がった社会
特に心の中は 自由に思いたい放題、気ままな理屈と気短な思考になった
結構 疲れる
天才ちんまんクンが 今日も内面にとぐろを巻き 渦うねりが吹き荒れている
自由な気分は気が短い
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はっきりした呼吸・・・
ぴったり重なっている君と僕の息継ぎ
ラクで楽しげな息継ぎ
いつまでもこうして甘い思いに浸っていたい
気長く行けるね。どこまでも鼻がのびるようだ
調和が大きくなってゆきます
それをいだきながらゆっくりと浮かび動くのだ
言葉が全然なくなってしまったような感覚で
何も無いけど
からだじゅう全体が、くっきりと うごめいているのさ
静かな安らぎ ボデイーがしずくが巡るピアノ
つゆどきに似合う、シャボン玉が奏でる食卓のホーム愛
どうしてもこうしても、カラフルな君の愛が僕へなだれ込んできて
くちびるをふるわせ、おしりをもぞもぞと浮かせて
上の方へアップアップ、魚にも鳥にも成った愛の愛の愛
合致した逢瀬。もういつも片時(かたとき)も離れないまぼろしムービー
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かげろうが薄く、モヤが掛かった行く手
きのうのご飯が、胸に溜まる。
夜中にしたかった ションベンで、ぼうこうがヒクつく
「ハートは、ドロドロに液状化している」みたいだよ。
とどまるのが嫌なら、浮いて歩きなさい
オナカがすいたら食べたくなる。君はおしりを差し出させて、なめる仕草をしたっけ
見られた! 美麗な少女マンガのキューティー・ハニー
もう、もう、眠って休もう 昼間の揺りかごに飢えた
羊水に帰りたい赤ん坊。今では青鬼になっちゃって、
悔しがりを微笑みに変えるような、情けない屈服をする
揃えられたパウダーの一つでしか無いのだ 「僕らは奴隷です」
天国と名づけられたガラクタ地獄へ急ぐ人々の心を読み、
夏が来たことを告げる、そんな感涙の汗が素肌で描く恋路
パパパーッと消えたうわさ。まだ記憶に骨筋で血が通っているねぇ
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快感に身を寄せて
平和に甘えなければならない
人間の尊厳をどこまで崩壊させられるかの勝負
骨筋をグニャグニャに軟化させて
トローリとろける
私を自分そうそう見ない
私が私で無くなる夢中
本当の底抜けの笑顔を探し続ける