詩人:雪 刀寿 | [投票][得票][編集] |
早冬(はやふゆ)の、Fog(フォグ)
鼓動・高鳴った出会いは、
輝く陽射しをもらってたせいね
世に漂う私たち二粒
ひときわ急速に強く加熱した。
その底に横たわる感情水が、焼けるほどよ
素直に足跡 重ねて歩んだ
でも、不意に、
バジルかおる雲間のかなたで
一気にはじけ、飛び散る 別れのおびえ
内側で、きらめいてた雫石が、
蒸気になり、広い空へ 大々的に 上がってってるょ〜
惹かれ合う、七色の光を巻き込む暖霧に混ざり、
息を吹き込む
逢瀬つなげた 紺碧の秋空
昇り龍のように首をもたげる、とどろき!
そうさ、凍え待つ、白冬には・・・
今 立つ、この、乾ききった大地に
大粒の涙をきっと 無数 落とすのだろう ね
ほんの一瞬、舞美する 潤いなり
その時こそ
静寂な暗がりで、枯れ葉が さんざめき、揺れ、
ささやこうとしたら、
あっちから聴こえた声
「ねぇ、又 会える?ぅ」
・・・・