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万田 海斗の部屋


[346] 歌で飛べる
詩人:万田 海斗 [投票][得票][編集]

楽しそうな 歌手のそばで
歌さえあれば 何でも出来そうだ と思った 子ども・ごころ

ラジオは 乗る汽車の片隅に、ドリンクを置いて、
はずむ旅に、ハミングを連れて、

鳥も、空で 歌ってる

魚も、海の底で きっと 鼻歌を うなってる

多分、死んだ後も、ぼくらは、メロディーになって、風と踊れる

うれしげな ピアニストのわきで
指の喜びで 命をつむぐ 笑いを表現する 大人の豪華さ

森の春は、はずむ詩の朗読と とけあって、お茶のこうばしさを引き立て、
はじける愛の光で、君の心の動きを なぞって、

空は、植物に歌わせてる

海は、太陽をはじいて、雲の蒸気に作曲しそうになる

必ず、また生まれる前に、 ぼくらも、はしゃぐ音をあげて、太陽の木漏れびと、交われる だろうね

2010/04/29 (Thu)

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