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望月敏彰の部屋


[23] おいそこの君
詩人:望月敏彰 [投票][編集]

失った命は戻らない 誰でも知っていること
子どもの頃 親父とよく食べたラーメン屋 
そのお皿のデザインはあのときのまま
タイムスリップできたなら 大人になった僕で 
また一緒にたべようか

失った命は戻らない 誰でも知っていること

子どもの頃 お袋とよく行っていた喫茶店
二時間はゆうに越え いろんな話をした 
いつも前向きなあなた
僕が仕事を辞めると言ったとき 「次、探し!」と言ってくれた

その人がしたかったこと 代わりに自分がやっていこう
その人としたかったこと 代わりに大切な人とやっていこう
その人にしてあげたかったこと いろんな人にやってあげていこう

おいそこの思い通りの度を越した奴
その一時の感情で 多くの人生を破綻させるな

おいそこの一人で抱えてる優しい人
辛いなら信頼できるに助けを求めろ
人は一人では生きてないことを 大人ならわかるだろう

おいそこの誰かをいじめている少年少女
いじめはダサすぎるからすぐやめな
その代わり他人の喜ぶことをしてみな 人気者になれるぞ
どうせ大人になったら 仕事という形で
喜ばせなければならないことだらけになるから

どうしようもなくて どんな人も信じられなくて
それでも人との出会いの中で
生きていくしかないんだ 諦めるな 必ずいるから
君と心を通わせることができる人が
お金では買えない出会い 時とタイミングと
勇気と諦めない信念だけが その出会いを生んでくれる

この先何日あると思ってるんだ
この先何ヶ月あると思ってるんだ
この先何年あると思ってるんだ
世の中を見てみなよ 
10年と言わず 1年で時代は変わっていく

失った命は戻らない 誰でも知っていること
それなら 何をすべきかは見えてくる

2019/10/13 (Sun)

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