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青央紗の部屋


[39] そのつなぎ目
詩人:青央紗 [投票][編集]

溢れる人々の記憶
取り払い

全てのわずらわしい会話をも取り払い

夜に輝く太陽の残り火を口に含み

音も削った
必要の無いものなど最初から無かった

今ある全てが消滅した時に今ある全てがひとつであり全てが
同じものなんだと初めて悟る

終わりが来て初めて何もかもが見えて

その時には悲しい事に何も無い
ただ無だけが存在してその存在すら

誰も見る事は出来ない
今有る全てが何のための有るなのか考えながらいずれにしても何もかもが消滅する

2006/03/22 (Wed)

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