詩人:NZO | [投票][編集] |
目に映るすべてに
僕らは感じられるのだ
耳に響くすべてに
僕らは感じられるのだ
嬉しき日々に顔をゆるめ
辛き日々に嘆き合おう
きっと光は
この湧き出る力を裏切る事はないさ
きっと明日は
この手の中にあらゆる物を創造するだろう
血が流れる
未来へと血が流れる
過去を濃縮した血が流れる
何も恐れることはない
僕らには血が流れる
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誰も憎んだりしないよ
ここに息すること
けど
誰にも感謝してない
毎日、痛いんだ
ボロの車に着慣れたポロシャツ
明日の空を見ては不安が漂う
まずくない飯と冴えないBGM
異国の難民を同情する気は僕にない
早く結果を教えて
心臓に傷を抱え生きる僕の戦果
それは必ず闇を照らす明かりになるから
目を反らさないで
痛め付けられた軟弱な僕の心身
経験という薬をその傷口に塗れば
それは
それは
栄光になるんだよ
崖っ淵で信じてんだ
藻掻きながら信じてんだ
誰も憎んだりしないよ
ここに息すること
でも誰にも感謝しないよ
精一杯、生きるんだ
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嘘のような本当の話
私は貴方を愛しています
それはタンポポのように
細やかに
それは神話のように
煌びやかに
嘘のような本当の話
私は貴方を愛しています
それは飛ぶ鳥のように
優雅な気分で
それは割れる氷のように
切ないのです
いつか、ルノワールの世界で
草を集める少女と話したのです
黄金の草原にたたずむ
汚れない二つの眼光
まるでシルクみたいな長髪を
何度も悪戯した風は
今、私の心を揺らしはじめたのです
嘘のような本当の話
私は貴方を愛しています
あの黄金の草原で
赤いリボンで髪を束ね
やさしい貴方をここで待っています
嘘のような本当の話
私は貴方を愛しています
誰が笑っても構いません
貴方の命に会えるまで
あの黄金の草原で
貴方の帰りを待っています
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さぁ行こう
ガラクタに乗って
ポテトチップスでも食べながら
退屈をトランクに閉じ込めて
鳥は歌うよ
偽り無き幸せを
僕も歌おう
当たり前の自由を
さぁ行こう
古いメロディーに合わせ
ハンドルをレコードみたいに回しながら
夢は僕のガソリンなのだ
夢は僕の地図なのだ
さぁ行こう
遠回りしながら
寄り道しながら
決して辿り着く事のない
あの場所へ
さぁ行こう
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体から情熱が逃げてった
振り返りもせずに逃げてった
お前がいないと俺
何も出来なくなっちまう
現実は黒いペンキ
どんなに綺麗な夢を描いたって
隙間なく闇にしちまう
だけどお前はいつだって
キャンパスを元通りにしてくれんだ
汗と恥のパレードを
ため息の拍手が騒ぎ立てるんだ
難しい息の仕方を
なぜ俺はしちまったのか
それは
お前がいたからなんだよ
体から情熱が逃げてった
振り返りもせずに逃げてった
お前が手を握ってくれなきゃ
俺は地球に溺れちまう
情熱が逃げてった
俺の情熱は逃げてった
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何もしなくても明日は来るよ
夢見る少女にも
死期迫る老人にも
じゃあ僕は明日をどう迎え入れるの?
それが僕のヒントになる
何もしなくても明日は来るよ
悲しきピーターパンにも
美しきクレオパトラにも
じゃあ僕はリュックに何を詰めるの?
それが僕の糧になる
何もしなくてもいいよ
ただ息をすればいい
食物には困らないし
寝る布団さえあるのだろ
だが
何かしなきゃならない
吸い込むのは酸素だけではない
僕の無限を証明したいし
あの娘に好きと伝えたい
僕の為に明日が来るよ
潰され立てないときも
留まっていたいときも
じゃあ僕は明日をどう生きればいいの
真剣に生きればいいのさ
真っすぐ生きればいいのさ
やりたい様にやればいいのさ
素直に生きればいいのさ
それが僕の未来になる
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愛しい気持ちを
体で表現したら
君を激しく抱いていたんだよ
そんな感じでいいじゃない
こんな地球なんだから
君に隠れて
彼女に会ったのは
君の魅力を確かめたかったからさ
そんな感じでいいじゃない
こんな世界なんだから
幸せを考えると
僕は君を無意味にしてしまうよ
今のだらしなさが
僕らを結んでいると思うんだ
愛してる
言葉の糸に縛られた
愛してる
そこに天国を見つけよう
愛してる
何かに命を燃やしながら
愛してる
生まれ変わった時の話をしよう
愛してる
愛してる
愛してる
愛してる
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僕の人生はチョコレート
甘ったるくて
甘ったるくて
あの人の人生は唐辛子
辛くて
辛すぎて
また、少し落ちた
いや、すごく落ちた
僕の考えはキャンディー
甘ったるくて
甘ったるくて
あの人の考えはピーマン
苦くって
苦すぎて
また、少し泣いた
いいえ、号泣した
ねぇ、頑張らせて
ここまで来たのだよ
なぁ、諦めないで
誰も期待はしないけど
僕の右足首に巻かれた
細い約束
そのためにじゃないけど
僕、肉を引き裂く
僕、土に手を埋める
チョコレートはこの熱さに溶けるだろう
キャンディーはこの熱さに溶けるだろう
そこからだよ
未来は
ここからだよね?
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色々考える寝床には本が散らばる
そこに青く輝く小さな石
飲むなら飲まれろとウイスキーグラス
そこに青く輝く悟った石
その石が照らした俺
ごめんな
一人じゃ光れない
誰もが不安を背負い生きる時代に
弱く握った輝く意志
俺も必ず光って見せると握り拳に血
強く流れる輝く意志
光り続けろ青く石
光り続けろ強く意志
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吐き出した
根拠のない言い訳
汚い口に
ルージュを塗りたぐる
捨てられた身体
意味なんか始めから無い
掻き回された胸元
もう我慢できないわ
アナタが私を咲かせたの
散るときも一緒よ
女は果実
熟し始めたらもう腐るしかないの
女は果実
滴れ落ちる甘い汁をアンタにだけ舐めてほしい
女は果実
身体に痛々しく残るアンタの歯形
女は果実
私の虜になってしまった頃には帰り道を失うわ