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NZOの部屋  〜 投稿順表示 〜


[21] 心友へ
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僕はそんな時、好きな歌を弾ませるよ

僕はそんな時、手の平に明日を誓うんだ



答えがないワケじゃないけど

簡単に見つかりわしないよね

出会えるのはずーっと先の話さ

それまでにこの心身をデカイ自信で包むんだ



君はそんな時、何をしてやり過ごすの?

君はそんな時、嘘の無い気持ちを放てばいいさ


僕が頼りない胸で精一杯に受け止めよう


そして僕もすべて詰まった何かを君に放つよ


きっと僕らの行く先には同じ花が咲いているから


きっと僕ら意味は存在するモノではなく生まれていくモノだから


下を向くなら

皮を剥こう


夢があるなら

道はある


まだ始まってないよ


君はまだ始まっていない

2006/06/28 (Wed)

[22] いつかの俺
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努力かぁ

したことねぇーな

腹ん中に戻れるなら

してみても構わないけど


夢かぁ

見失っちまったな

この身体の選択肢には

苦労しかないのだろう


それでも生きる

苦しい顔して

誰の為でもなく

もちろん、自分の為に


だから死ねない

汚い顔して

誰かに迷惑かけて

俺には意味も訳もないさ





俺はどすこい


素敵じゃねぇーか



俺はどすこい


輝いてるじゃねぇーか





誰もが認める大人になって


これが今の俺の詩


どうしようもない


くそったれな俺の詩




いつかの俺が笑えばいい


いつかの俺を信じてる


2006/07/05 (Wed)

[23] 今、君に逢いたい
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君にもう一度、逢えたなら


君ともう一度、話せたなら


今の僕を伝えたい


精一杯な僕を表したい



君にもう一度、逢えたなら


君ともう一度、話せたなら


素直に君を認めたい


君にエールを送りたい




若すぎた二人の恋


続く二つの道


君のおかげで今を生きる


変わらない僕はここにいるんだ



君にもう一度、逢えたなら


君ともう一度、話せたなら


もう一つ階段を昇れる気がする


もう一つ自分に優しくなれる気がする



今、


君に逢いたい






2007/05/29 (Tue)

[24] 椿
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日本で生まれたその花は

春の良き日に庭を赤く彩る


開いた誇らしげな顔は

こんな僕にまで勇気をくれるのさ



過去を伝えるその幹には

耐え貫いた日々が刻まれる


深く削られ、乾いた幹肌

生きる為の証、僕の傷跡と同じ



力強く光る大きな葉は

どこか潔く、立派に構える


痛々しい程の深緑は


僕の心を静かに燃やし続けるんだ




だが時は経ち




花は茶色く萎れ、枯れ落ちて


幹は皮が剥け、痩せ細り


葉は虫に食われ、穴だらけに



『安心しなよ』


『そんなに弱くない』



汚い姿に戸惑う僕に


君は風に言葉を乗せた



椿


その煌びやかで

たくましい花木


椿



この身体を栄養に



僕の心に咲け


2006/07/11 (Tue)

[25] 完食
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食べたよ

残さず食べました

苦手なモノばかりだったけど

今日をちゃんと食べたよ



食べたよ

残さず食べました

明日が来る前に

今日をちゃんと食べたよ


「ご馳走様」と「頂きます」

繰り返しながら大きな心を育てます



「有難う」と「御免なさい」

繰り返しながら膨大な人生を味わいます



2006/07/20 (Thu)

[26] 扇風機
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腕を紅く染める人を僕は弱いと言えない

何もできない僕の方がすごく弱いから


ビルの屋上から飛び立つ人を僕は哀れだと思わない

何もできない僕の方がすごく哀れだから



相変わらず扇風機は僕に新しい風を送る


その風は僕の頬に当たり、この肩に留まった


忘れてしまったのかな?


僕は扇風機の止めて天を仰いだ



悲しみに瞳を濡らす人を僕は強いと言わない

喜びに瞳を濡らす僕の方がもっと強いから


嘘をつき笑顔を浮かべる人を僕は素敵だと思わない

苦しい時に苦しい顔をする僕の方がもっと素敵だから


相変わらず扇風機は僕に新しい風を送る


その風は僕の頬をかすめ向こうに流れた


思い出したのかな?


僕は扇風機を強め、風を身体で受け止めた



2006/07/20 (Thu)

[27] 美しい羽
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小さく咲く僕は

誰の目にも止まらない

だけど

美しい羽を持つ君は

小さな僕の心に留まった


朝露は何よりも純粋に

僕の思いを表し


日差しは何よりも綺麗に

僕を照らし出した



小さく咲く僕は

誰の希望にもなれない

だけど

美しい羽を乗せる君は

僕のただ一つの希望になった



2006/07/25 (Tue)

[28] 老木
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老木は語る

僕には分かる

老木は語る

君にだって分かる


誰が悪い訳じゃない

最初から決まっていたんだろう

簡単に変えられやしない

誰が悪い訳じゃない



老木はやがて枯れる

僕も死ぬ

老木はやがて枯れる

君だって死ぬ


誰が悪い訳じゃない

きっとすべてそうさ

誰が悪い訳じゃない

老木は僕に伝えた



老木は語る



老木は…


2006/07/27 (Thu)

[29] 
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樫の木の上から見下ろすこの町

瞳が初めて光った時から見つめたこの町

山も海も綺麗な川さえもないこの町


俺の町


離れられない、俺の町


樫の木の上から見下ろし今日も君待ち


初めて胸を熱くした君が生まれた素敵な町



2006/07/29 (Sat)

[30] 強き者
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強き者の涙

人生を賭けた熱き戦い


嫌われ者の涙

真実は彼の拳が証明した


辛き日々

悲しき過去

すべてを背負い

また彼は強くなる


強き者の涙

決して真似できぬ偉業


嫌われ者の涙

傲慢に自分らしく生きろ



            

2006/08/02 (Wed)
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