詩人:NZO | [投票][編集] |
僕はそんな時、好きな歌を弾ませるよ
僕はそんな時、手の平に明日を誓うんだ
答えがないワケじゃないけど
簡単に見つかりわしないよね
出会えるのはずーっと先の話さ
それまでにこの心身をデカイ自信で包むんだ
君はそんな時、何をしてやり過ごすの?
君はそんな時、嘘の無い気持ちを放てばいいさ
僕が頼りない胸で精一杯に受け止めよう
そして僕もすべて詰まった何かを君に放つよ
きっと僕らの行く先には同じ花が咲いているから
きっと僕ら意味は存在するモノではなく生まれていくモノだから
下を向くなら
皮を剥こう
夢があるなら
道はある
まだ始まってないよ
君はまだ始まっていない
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努力かぁ
したことねぇーな
腹ん中に戻れるなら
してみても構わないけど
夢かぁ
見失っちまったな
この身体の選択肢には
苦労しかないのだろう
それでも生きる
苦しい顔して
誰の為でもなく
もちろん、自分の為に
だから死ねない
汚い顔して
誰かに迷惑かけて
俺には意味も訳もないさ
俺はどすこい
素敵じゃねぇーか
俺はどすこい
輝いてるじゃねぇーか
誰もが認める大人になって
これが今の俺の詩
どうしようもない
くそったれな俺の詩
いつかの俺が笑えばいい
いつかの俺を信じてる
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君にもう一度、逢えたなら
君ともう一度、話せたなら
今の僕を伝えたい
精一杯な僕を表したい
君にもう一度、逢えたなら
君ともう一度、話せたなら
素直に君を認めたい
君にエールを送りたい
若すぎた二人の恋
続く二つの道
君のおかげで今を生きる
変わらない僕はここにいるんだ
君にもう一度、逢えたなら
君ともう一度、話せたなら
もう一つ階段を昇れる気がする
もう一つ自分に優しくなれる気がする
今、
君に逢いたい
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日本で生まれたその花は
春の良き日に庭を赤く彩る
開いた誇らしげな顔は
こんな僕にまで勇気をくれるのさ
過去を伝えるその幹には
耐え貫いた日々が刻まれる
深く削られ、乾いた幹肌
生きる為の証、僕の傷跡と同じ
力強く光る大きな葉は
どこか潔く、立派に構える
痛々しい程の深緑は
僕の心を静かに燃やし続けるんだ
だが時は経ち
花は茶色く萎れ、枯れ落ちて
幹は皮が剥け、痩せ細り
葉は虫に食われ、穴だらけに
『安心しなよ』
『そんなに弱くない』
汚い姿に戸惑う僕に
君は風に言葉を乗せた
椿
その煌びやかで
たくましい花木
椿
この身体を栄養に
僕の心に咲け
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食べたよ
残さず食べました
苦手なモノばかりだったけど
今日をちゃんと食べたよ
食べたよ
残さず食べました
明日が来る前に
今日をちゃんと食べたよ
「ご馳走様」と「頂きます」
繰り返しながら大きな心を育てます
「有難う」と「御免なさい」
繰り返しながら膨大な人生を味わいます
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腕を紅く染める人を僕は弱いと言えない
何もできない僕の方がすごく弱いから
ビルの屋上から飛び立つ人を僕は哀れだと思わない
何もできない僕の方がすごく哀れだから
相変わらず扇風機は僕に新しい風を送る
その風は僕の頬に当たり、この肩に留まった
忘れてしまったのかな?
僕は扇風機の止めて天を仰いだ
悲しみに瞳を濡らす人を僕は強いと言わない
喜びに瞳を濡らす僕の方がもっと強いから
嘘をつき笑顔を浮かべる人を僕は素敵だと思わない
苦しい時に苦しい顔をする僕の方がもっと素敵だから
相変わらず扇風機は僕に新しい風を送る
その風は僕の頬をかすめ向こうに流れた
思い出したのかな?
僕は扇風機を強め、風を身体で受け止めた
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小さく咲く僕は
誰の目にも止まらない
だけど
美しい羽を持つ君は
小さな僕の心に留まった
朝露は何よりも純粋に
僕の思いを表し
日差しは何よりも綺麗に
僕を照らし出した
小さく咲く僕は
誰の希望にもなれない
だけど
美しい羽を乗せる君は
僕のただ一つの希望になった
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老木は語る
僕には分かる
老木は語る
君にだって分かる
誰が悪い訳じゃない
最初から決まっていたんだろう
簡単に変えられやしない
誰が悪い訳じゃない
老木はやがて枯れる
僕も死ぬ
老木はやがて枯れる
君だって死ぬ
誰が悪い訳じゃない
きっとすべてそうさ
誰が悪い訳じゃない
老木は僕に伝えた
老木は語る
老木は…
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樫の木の上から見下ろすこの町
瞳が初めて光った時から見つめたこの町
山も海も綺麗な川さえもないこの町
俺の町
離れられない、俺の町
樫の木の上から見下ろし今日も君待ち
初めて胸を熱くした君が生まれた素敵な町
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強き者の涙
人生を賭けた熱き戦い
嫌われ者の涙
真実は彼の拳が証明した
辛き日々
悲しき過去
すべてを背負い
また彼は強くなる
強き者の涙
決して真似できぬ偉業
嫌われ者の涙
傲慢に自分らしく生きろ