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NZOの部屋  〜 投稿順表示 〜


[31] 犯罪者
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俺は犯罪者

人の心を切り裂いた


俺は犯罪者

一生果たせぬ償い


俺は犯罪者

君にもう会えないの?


俺は犯罪者

恋人の心を切り裂いた



2006/08/08 (Tue)

[32] 始まる時
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何かが始まる時

それは素敵な空と風

心に羽が生えた様な

ふわぁ ふわぁ ふわぁ


何かが始まる時

それは孤独な海と光

心と体が離れた様な

さばぁ さばぁ さばぁ



分からない明日に

向かう眼光

このままに

このままで


終わった昨日に

嫉妬する身体

そのままに

そのままで



何かが始まる時

僕は唇を噛み締めた

何かが始まる時

僕は僕を抱き締めた



2006/09/12 (Tue)

[33] 鼓動
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もう少し静かにしてくれないか?

大切な『声』が聞こえない


少し黙ってくれよ

この時間は君のモノだけじゃない



あの人は右が正しいと言う

あの娘は左が正しいと言う

傷つけ合うのなら

どちらも正しくない



もう少し静かにしてくれないか?

大切な『鼓動』が聞こえない


少し黙ってくれよ


みんな、生きてるんだ



2006/09/14 (Thu)

[34] 待っている
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待っているよ

僕はずっと待ってる

どんなに悲しみを朝が包んでも

どんなに長すぎる夜が笑っても


ゆっくり染まり上げればいい

ゆっくり固まっていけばいい


だから


待っていて

僕をずっと待っていて


2006/10/04 (Wed)

[35] 僕に
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誰でもない僕

僕というモノに自信はないが

何か輝く未来が見えるんだ


誰かの中の僕

僕というモノは目立たないかもしれないが

輝く未来が見たいんだ



感じられなきゃ一緒にいる必要はない


愛せなきゃ僕は一人でもしょうがない



僕は誰でもない


何もないが描く夢がある


遠い未来を見る僕に


ついてきてくれるかい? 


2006/10/04 (Wed)

[36] ホントのキモチ
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言葉はどこか足りなくて

抱き締めても分かりやしない

心で確かめ合いたいね

君と僕のホントのキモチ



いつだって不安が語り

奇妙な未来を想像してしまうんだ

互いの心にそっと耳をあてて

君と僕のホントのキモチ



心配性の僕達に

広がる光と影

二人の爪先が同じ方向を向いた時

それが


君と僕のホントのキモチ



2006/10/05 (Thu)

[37] 手紙
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人が溢れるあの街へ

まだ見ぬ夢を追いかけて

お前はこの町を後にする


左手には小さなバック

右手に一握りの金

電車の小さな窓から

把握できない未来を見据える


押さえ切れない不安

似合わない臆病

自分の位置を示す為

お前はこの町を後にする



枯れることの無い花は

どこを探したってないけれど

尽きることない夢が

今、お前を動かすのなら



強き友よ

その胸を張れ

輝く時はこの夜空を精一杯に使って


愛しき友よ

その手を高く

希望を無くしても清き心は失うな



コンクリートが支配する

あの街に

今日はばたく親友へ


何もない俺から



2006/10/06 (Fri)

[38] 大丈夫
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大丈夫か?

まだ歩けるか?

道は間違っていないか?

諦めていないか?


問う

全身で問う


大丈夫か?

後悔はないか?

情熱を持ってるか?

この命を生きてるか?


問う

全身で問う

俺が問う

俺に問う



心配ない


『大丈夫だ』



2006/10/12 (Thu)

[39] れおん
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気付けば時間は経っていた


真夜中のサイレン

微かな低音に鼓膜は振動



気付けば時間は経っていた


月越しの懐かしい風

微かな低温に両手は振動



噛った渋柿に歯形と過去


暗くなる雲に帽子と未来



気付けば時間は経っていた



時間は僕を縛り上げ


時間は僕に小さく手を上げた



また僕はドアを強く締め


キーを回して小さく手を上げた


2006/10/26 (Thu)

[40] 言いそびれた『さよなら』
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煙草の煙みたいに

ゆっくり漂い

天へと昇る


『さよなら』

言いそびれちまったよ

勝手なお前に呆れてる



雨の朝みたいに

痛く虚しい

そんな始まり


『バカヤロウ』

それしか言えねぇーよ

情けない俺に呆れてる



約束は一つも無い


結束さえ一度も無い



急ぐ長針

追う短針



破れたポスターみたいに

乾き色褪せ

誰も忘れ去る



その前に



『ありがとう』

届けてぇーな

そんな俺にお前はきっと呆れてる

2007/06/08 (Fri)
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