詩人:NZO | [投票][編集] |
俺をあの場所に戻してくれよ
今を歩く度に
足は泥に埋もれて
動きづらいんだよ
俺は何処かでまた間違えたのか
頭の輝かしい理想は
凍えた頬をかすめ
誰かの笑い話に姿を変えるのさ
俺の未来は絶望だ
俺の未来は絶望だ
あの頃へ戻せ
俺を戻せ
今なんか必要ない
俺をあの場所に戻してくれよ
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好きじゃない
嫌いだ
色も匂いも言葉も
嫌いだ
好きじゃない
癖も考えも存在さえ
そこには花が咲いているのか?
そこに日差しが降り注いでいるのか?
俺は知らねぇ
知りたくもない
お前が嫌い
お前が嫌い
そんな俺が一番嫌いだ
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水筒の中身はもう無い
限界という名の砂漠
もう汗も弱音さえ出てきてはくれない
オアシスを求めているのではない
ゴールを求めているのではない
ただ僕は乾いた砂を従え
容赦無い太陽を全身に受けて
己の価値を絞り出したいんだ
水筒の中身はもう無い
挑戦という名の砂漠
もう涙も信念さえ溶けてしまった
充実を求めているのではない
名声を求めているのではない
ただ僕は生まれてきた奇跡を
これまでのかけがえのない軌跡を
次に繋げたいんだ
水筒の中身はもう無い
水筒の中身はもう無い
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不安か?
不満か?
幸せな事だろ?
そんな顔するな
未来か?
金か?
なんとかなるだろ?
そんな顔するな
お前が笑わなきゃ
みんな心配しちまうぜ
お前がしっかり構えなきゃ
大切な物を無くしちまう
前を見ろ
前を
後ろには俺達がいる
ただ前を見ろ
前を
もうお前だけの魂じゃねぇーから
今は前だけを見ろよ
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輝きを失ったのは君じゃない
君を取り巻く風が方向を変えたんだ。
悲劇を演出したのは君じゃない
君を囲う森が意地悪しただけなんだ。
そのまま
不安なんか必要ない
進め
期待が今、必要なんだ。
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川の流れに僕は
清々しさを感じる
燃え盛る炎に僕は
逞しさを感じる
育つ深緑の山に僕は
歴史を感じる
高い空を真下に僕は
己の尊い命を感じる
当たり前なんだ
当たり前なのかな?
美しき君の前に僕は
愛しさを感じる
かけがえのない君を胸に僕は
平和を願う
幸せを願う
当たり前なんだ
当たり前だよな?
だからこそ、僕は生きる
だからこそ、僕は悩む
それが僕なんだ
それが僕のすべてなのだ
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話がしたいな
誰でも構わねぇ〜からさ
そこから始めたいな
とりあえず分かり合いたいんだ
話をしようぜ
俺で構わねぇ〜ならよ
そこから始まるんだろ?
とりあえず分かって欲しいんだ
異性は関係ない
年齢も関係ない
国籍も
肌の色さえ
俺を見てくれ
俺を見てくれ
お前を見せてくれ
お前を見せてくれ
形なんて関係ない
生き方なんて関係ない
歴史も
血の色さえも
話がしたいな
言語が違うと笑われてもな
始まりはそんなもんだ
とりあえず分かり合いたいんだ
とりあえず分かって欲しいんだ
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蟻を指先で潰す
何匹も何匹も……
蟻の命は軽い
暇潰しは続く……
酒を流し入れる
何杯も何杯も……
俺の命も軽い
暗闇は続く……
体を誰かに預け
嘘を纏い
不満を叫び生きる
ふと、鏡を見ると、
情けなくたたずむ
馬鹿を撫でていた
生きていてはいけない
もう、生きていてはいけない
蟻よ
俺を潰せ
生きるまで生きるまで……
俺の命は軽い
まだまだ暗闇は続く……
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赤い空をどんなに目玉を凝らして見たって
明日なんか見えないんだよな
自分の過去をどんなに悔い、嘆いたって
明日は当たり前にやってくるんだよな
分かってる
分かってる
変われないじゃない
変わらない
俺は今どこにいるんだ?