詩人:未知 | [投票][編集] |
実体のない魂というもの
けれどたぶん確実に、存在するもの
それは鼓動
それは温もり
泣くこと笑うこと感動すること
窮屈なのは思考のほうで
ここはもうすでに自由だったね
実体のない魂というもの
けれどここに、確実に存在するもの
それは吐息
それは瞬き
老いること変わること
進化すること
ずっとずっと自由だったね
生まれる前から自由だったね
閃きが降るとき
神様にすこし近づけるように
ありったけの愛を
抱きしめて
零れるほどにその器に
未知という名の総べてを注ぐ
ここに確実に僕は居る-。
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この世のくだらなさと自分のつまらなさと
天秤にかけては、また気紛れに
挫折したり鳴いたり、笑ったり
心をもてあそぶように退屈を埋めていた
若すぎた日の沈黙と幻想...
それは、それは静かな時間
世界はまばゆくて、なんと残酷か
これほど醜いのにどうして美しい
流した涙まで、なかったことに変えないで
壊すならいま...殻ごとぜんぶ。
これまでのすべて覆して
もういちど願えるなら...やり直せるのなら
昨日までの出来事を悪夢と呼んで。
これからの出会いは正夢のはじまり。
切れた雲間から覗く真っ赤な月は
君によく似た鮮烈な光線
この決心を鈍らせまいと、まるで
今日という日を永遠に刻むように
いつまでもやさしく辺りを照らすから
その時、僕は無性に胸がいっぱいになった
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夜更けだろうが、夜明けだろうが
どこにいたって変わらない。
怒りだろうが、祈りだろうが
原動力なんて関係ない。
突き進み。そして、いき抜けよ
陽はまた昇るから
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うずまきと恋するストライプ
水玉傘の夢想の日
時計は左回りをはじめ
回転木馬が踊りだす
三日月が微笑んだ
あの夜の出来事さ
真っ赤な涙で滲んでた
高笑いがきこえてた
そうなんだ,ここでは
互いに監視して監視され
縛って縛られ
なじってなじられる
窮屈な世界を
ますます居づらくさせる
マゾヒスティックな
イカレタ連中,ばかり
有頂天のそのあとに
急降下をシルブプレ?
いつもどこでも
感動も笑いも
怒りも涙までインスタント
渇いてしまいそう
あくびばかりで錆びちゃいそう
スマイルを忘れた彼女
魔法をかけたのはだれ?
反撃の時間がきたようだ
夢想家は強いんだ
コヨーテの檻を壊すんだ
扉の通じる先へ,いま
しなびた魂を潤すため...!
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痛さを晒して生きている
こんな日々にもいつか
救いがあると信じてみたり。
ベッドの上で祈っている
"さいごの夜を夢に見た"
「本当はずっと前から....たぶん...」
「知っていたけど」
星屑のようにきらめいて消えた
そんなあなたとの
あっという間の幸福
あまりに速すぎて...
幻だったのかもしれない
一瞬で記憶は
洗い流されてしまった
どうしても欲しがりで
今だけじゃ足りないのに。
抵抗できないくらいの
強い力で
あの日の場所に
押し戻してよ
あの日のことを
思い出すために
おなじように抱きしめてほしい
人の痛みに敏感な2人
隠しきれない嘘の綻び
あなたが拾い集めた
カラフルな現実が
滲みるほど。
幻はきらり
まぶたの裏で踊り
まだ目を開けられない私
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ほろ苦さを忘れて 痛いことがしたくなる
馬鹿げたコトを 全力でしたくなる
つまり ねぇ君。 破天荒な彼女
一緒にどこか 逃避行しない?
今日はいつもと 違うことをしない?
傷ついても めちゃめちゃに
生を感じたいキブン。。。
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以心伝心
すべては繋がり
テレパシーのように
二人を結ぶ
言葉なんか
なくったって
必要ないよ
解ってしまう
君が絆創膏をくれた
痛みに鈍感な
この生き方に
愛が加わった
目を閉じて
深呼吸すれば
穴のあいた心
すっぽり塞がって
おまじないは
信じないけど
目の前の君だけを
信じられる
圏外なんか
関係ないわ
朝も夜も
思うことはひとつ
君がいる
わたしがいる
ここにいる
愛しあう
世界のルールを
無視して
わらえる
どんな未来だって
構わないの
ずっと二人で
いられるなら
地獄だっていい
それさえ楽しめる
不思議ね
君といるだけで
無敵みたい
心に鎧をまとったよう
朝も夜も
想う人はひとり
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ありふれた痛みに
けれど間違いなく
わたし自身の痛みに
現実に。
寄り添えない
空からこぼれおちる
たくさんの涙が
愛情が
ひとりぼっちの
ちいさな独り言
包み込むように...
もっと深くへ
もっと、遠くへ
祈りだけは一人前
センセーショナルな
戦いの幕開け
いざ明日を迎え撃て
君の眼に
惹き寄せられ...
世界の奥行きを知った
痺れる生命
さびしい唇には
はじける歌を
剥ぎとった仮面に
いま、さよならのキスを
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通り過ぎる季節の
ひそやな残り香が胸をくすぐる
今度はいつ逢えるの?
待っているだけ
日がな一日
夢を浴びるだけ
拙い言葉を信じながら...
満たされない時間を
やりくりするように。
ねぇ、くすんでいってしまう
こんなにも
想いだけでは
生きてはゆけない
輪郭がぼやけてはっきりしない
きらめきの幻覚
うわべだけを掬って
身に纏う若気色
いまそっと壊す総て
瞬き一つせず
たじろぎもせず
微笑みつづける人形の
並べられた愛の一片の。
ありたい形
なれない形
生温いことばかりも
言って居られない
好意と行為。
想いだけでは
生きてはゆけない
光合成の最中、、、
そして彼はまた
何も告げずに旅に出る