詩人:未知 | [投票][編集] |
思わず身をすくめ...
現実から逃げるように
その詩(うた)を守った
傷つけたくない
傷つくこともない
愛は知らない。
その先に何が待つ?
...答えなんて知りたくない
海の深さと空の遠さを。
世界の速さと
人の冷たさも。
想定外の未来
すぐ側で微笑んで
それは幸福か...
それとも不幸なビジョンか。
夜明けはいつだろう?
届かぬ夢に...
ここで遠くの星を数えたって
慰めにもなりはしない
最後のいとまごい
強請りながらも
ずっと意味のない応戦で
その時を
延ばしつづけてた...
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転がり出したら
果てのない坂道
癖になってしまう
立ちあがる力もない
いつまでも空想の
世界の住人
痛みさえ届かない
自分が分からない
思いちがいなら
どうでもいいけど
君はあのとき
泣いてなかった...?
二人は同類
だから愛せない
すべてを信じない
否定したがるの
輪郭だって
浮き彫りになって
空っぽなのが
晒されてしまっても
虚勢だって
ないよりはましだ
加勢もほしい
痛手を知りたい
みえないものを
集める趣味はない
形があれば
紙の盾でもいい
尖りつくした
化石みたいな生
反旗を翻せ
幻想を打ち砕け
思いこみなら
どうでもいいけど
君はほんとは
僕が好きでしょ?
二人は同類
だから愛したい
すべてを信じなさい
神の声もきこえる
現実に変える
魔法が欲しいけど
君の呪いが
いまも解けない
二人をずっと
苦しめているだけの
シンパシーなんて
感じたくもない
詩人:未知 | [投票][編集] |
どれだけ世界に迎合しよーが
窮屈な社会で妥協しよーが
大人のルールに合わせていても
頭の中では自分だけの愛と信念で
その夢想で。空気を吸っている
魂までは奪われたくない
染まらないよっ絶対に
ここでの生き方信じていたい
馬鹿で幼稚なことかもしれない
痛さ極めただけかもしれない
だけどどーしても曲げらんない
これからの生き方決めさせてほしい
キラキラときめいて浮かれさせていて
きっといつかは晴れるはず
そう思いながら心を撫でている
自分の体を抱きしめて走る!
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いまの自分を認め、許し、肯定したい
そのうえでなりたい自分になるのだと。
変わりたいと願うのは
いまがダメだからじゃない
もっともっと強くなるため
もっともっと、輝くため
すてきなことを想像していたい
きみといる未来、信じていたい-
言い訳のすべてをここに置いてゆく
あるがままもひとつのらしさだと。
駆けだしてそのまま、鳥のようにあの空へ
ひそやかでも生きていよう
それさえしていれば
世界に参加できるのだから-
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同じ痛みを覚えていてよ
頷きながら
何もなかったことにしてしまった
あの日の過ち
今日につながる罰
差し出された手を
拒絶した僕
色とりどりの夢に囲まれて
ここにある嘘も
全部染めあげて
プラマイゼロの人生ゲーム
気づけば振り出し
知らぬ間にあがり
途切れることなく
つづく生
半ば強制的に
始まった自分史に
傷つく理由も
裏切りの答えも
救いのない今は
塞がったままの闇の中
透明のナイフを握りしめ
この胸に突き立てる
莫迦な想像をしては
リアルな瞬間に
身悶えたりしている