詩人:未知 | [投票][編集] |
ほぅらね。いつも下向いてばっかりで
人に頼ってばっかりで
自分で歩くことしなかった私は
ひとりにされれば無力で
無価値なもんだよ。
ここまでどうやって歩いてきたのか
どんな道筋だったのかも
わからないんだよ。
だって君に頼ってばっかりで
標識なんて見えちゃいないしね。
行き先だって他力本願
どうにでもなればいいなんて
気まぐれのスタンスが
結局どうでもよくはなかった。
ここでいま路頭に迷い
震えながらも向き合う魂に
泣いてばかりの日々が示した
からっぽの無知と未知。
失って色々分かったこともある
何もできないわけじゃない
夜が明けたらカーテンをあけよう。
君がいなくたって生きてやるから。
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きみは優しい
とてもやさしい
それは偽善的な。
つまり同族嫌悪?
そうだ。きみは易しい
うすっぺらで
からっぽで
浅い水たまりを
海と呼んだ
それだけのトリック。。
身構えたままで
声にならなくて
ひそやかに祈ったんだ
なんだか愛に
飢えていて
なぜだろ近頃
こそばゆい
這うようにじわじわと
胸を浸食する
遅効性の。
あなたの眼差し。
きみは優しい
いつもやさしい
かなり独善的で。
いわば一方通行?
悩ましいよ
痛ましいよ
センセーショナルなパンチ
物思いに
耽るばかりで
まだ生に踏み出せない
臆病者と罵っておくれ
ここから景色は
遠すぎて
愛する人の顔さえ
思い出せそうにない
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想っても気づかれず
伝えても伝わり切らず
頑張ってもまた空振って
どんなに愛そうと
愛されない。。。
ねーもうちょっと
報われても
いいんじゃないの?
この恋切なすぎ!!
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あのとき手を伸ばせばよかった
抱きしめればよかった
ちゃんと言葉にすればよかった
いっしょに居られるなにげない
当たり前の日常が風景が
ぼくを満たしていたこと
安心させてくれていたこと
替わりになるものなんて
どこにもなかったって
あなたはあなた以外の
何者でもなくて
その代わりなんて
どこにもいないんだって
今になって枕を濡らしてる
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幕引きまでの時間がないわ!
途切れないように歌い継いでいて
しずかに降る雨の音が
余計にいたたまれない朝は
こうして君との思い出も輝く
浸れるほどの深さもないのに
孕んだ感情はぐんぐん育って
隠しきれないほど大きくなって
増殖してゆく自分すら覆い隠してく
降りしきる痛みの中でもずっと
あなたのことを考えている
桃源郷は確かにあった
けれど今はもう何処にも探せない
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苦くて 飲めない現実
今日もまた 飲み干して
やりくり しながらさ
夢うつつ 命を削るんだ...
朝が訪れたから
目覚めるわけじゃ ない
目覚めた その瞬間に
本当の朝は 訪れる
逆光の 中の誓い
透けるような眼差しと
貫いた その空に
慈しむような最期の笑み
強い光に照らされて
二人はいま 初めて
目と目が合ったようだ
君は目醒めて味覚を知った
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錆びついた魂を磨くように
伝えたい言葉を抱きしめながら
ここが現実だろうがなかろうが
たとえば夢の中だって関係ない
あるようにある
なるようになる
転げ落ちてゆくだけの未来が
待っていたとしても
胸張って今はこうしてたい
君が揺り起したんだ
眠りつづけていたこの心
醒めきった冷たい空に
人生を灯すような愛情
忘れていた感覚がよみがえる...
新しい体を手に入れたみたい
新しい命が息づいている
...この中に!
見える景色はとてもきれいで
ちょっと怖いほどに澄み切っている
手を伸ばすことに意味がある
と教えてくれた人
ささやかな総てが幸せを模る
”日常にもっと閃きを!”
その現し身は祈りの化身
あの日へ旅をしよう
世界が僕を待っている
たとえば夢の中だって...関係ない
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目が眩みそうになる
億千万の言葉の渦のなか
心許ないいまに
道しるべのように輝いた
一輪のそのつぼみ
現実の闇をふさぐ光が
突き刺すように
世界を責めた
信じたいものを
見つけられるように
ひとり泣いては
また同じ道、指で辿って
強くなりたいとなんども願った
明日を越えたいと
いつも思った
壊れる前にいまは謳うよ
熱いエールが
その目頭を潤すから