詩人:未知 | [投票][編集] |
もう強くなれない
「つよがれない...。」
額こすりつけた
赤土の庭
膝を折って泣く
萎びた花の向こうで
今夜の風は
なんだか甘い
ふらふらと吸い込まれ
その蜜のなかへ
とけてしまいたくなる
ユーウツの罠にかかる...
愛をささやいたり。
いろいろ忘れたくないよ
生きてる実感
近ごろ足りなくて
キスをせがんだり。
もろもろ忘れたいことばかり
ありふれた言葉で飾る
日常のキセキ...。
空想を頼りに
進む真っ暗な迷路
出会う人の数だけの
別れがあるセカイ
思うたび胸がくるしくて
この体はとても窮屈で
君のなかへ
とけて、しまいたい
て思った
ぜんぶを溶かして
無かったように笑いたい
祈りと戯れ言は
ごちゃ混ぜになって
いま、閃光のように
..燃え尽きながら
愛ある夢で膨らめば
また同じように
悲劇を繰り返す
「窮屈なのは本当に体なの?」
心は心ない言葉に潰されて
どうしてもここから
抜け出せない
いたずらに委ねた明日
枯れゆく花が
最期を気取っていた
「キレイゴトだけじゃ足らないね」
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過去に戻れず
未来に飛んでゆくことも
出来ない
窮屈なこの惑星の
慎ましい生き方
知らないことが多すぎて
知りたいことが
多すぎて
未知に恋
焦がれる日の少年
隠したいことは
ゴマンと溢れ
隠しきれないその先で
秘密の過去が
少女を包んで蓋をした
すべてのヒントは
彼の呟きと嘆き
そして生温い風のなか
あるようで
それは掴めない虚実
あるようで
それは何処にもない
夢想
脳内ですらきっと
完結できない
そのストーリー
終わりを求めて
彷徨っているだけ
取り憑かれたように
また彼らは
答えを探した
見えない幸せを
感じとるために
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さっきまでの平穏と
これからの騒動
想像しても届かないでしょ
だって現実なんて
思いもよらない
そうさ小説より奇なり
形振り構わず二人
ご都合主義で帳尻合わせて
ハッピーエンドで
さいごに笑え。
信じるならここにだって
幸福が訪れるでしょ
見つからないんじゃなくて
探し足りないんでしょ
預けたままのミライ
奪い返せタマシイごと
虹色の傘で夜も畏れずに
次々とまた生まれゆく
新しいメロディーと
その想いに耳をすませて
気持ちまるごと世界に届け
360度死角ナシ!
恋はすべてを
無敵に変えたのだ
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逃げたりしない
夢は一片の濁りもなく
開花の時を待って
そこかしこにつぼみを仕掛けた
幻想は心に生きるマコト
今だって少しの疑いもなく
この気持ちのありかを
信じることができる
あの光を雲が隠しても
激しい雨にさらされても
空は限りなく未知を極めて
痛いほどの愛と
まだ満たされず
ここで力の限りに踊る夢...
星はある...かならずある
誰もが皆ひとりじゃないって
教えるために輝いている
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愛が形あるものなら
失くさないように
壊れないように
いつも大事に
守って磨いて
ずっとここで
分けあえつづける
気がしたけど
愛が形あるものなら
恋はここまで
素晴らしいものじゃ
なかっただろう?
だから悩める今を
大切にしたい
と今は思う
なぜだか今夜は
すこし大人びて笑えそう
不思議だけど
逢いたい誰かを
おもうときの
切なさと喜びを。
世界のすべてを
存分に
全身で
味わいたいんだ
春はまさに
いまこの瞬間に
開花しているよ
重なりあって
奇跡のような
二人を繋げる糸
途切れることのない
運命に
こっちから
逢いにゆこう!
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君の言うとおり
あらゆるものが
嘘でまやかしで
すべてが
虚飾の塊りで
何処にも救いなんて
ないというなら
もしそうだったとしたら
きっとこんなに
悩んだり
しない筈だよ
見せかけじゃなくて
自分の言葉で
温度を伝えたい
そう思うから
いまは
此処でこうして
見つめあって居る
彼が生やした羽根
この胸の奥にうずいた
新しい感情
今まで知ることの
なかった感情
おなじ夢で二人は
また巡り合える
気がする
だからどうか
もう少しこうしていて
その手を
振り解かないで
できることなら
もっと期待して
全力でいまを抱きしめて
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臆病風をかき消すように
聴こえた
ささやく君の声が
今にもあとずさりしそうな
震える両脚を
ぐっと留めて
こらえさせたんだ...。
自分のためにだけじゃ
頑張れない
踏ん張れない...。
でも君のためでもあるなら
今は頑張りたい
自分のためにだけじゃ
強くなれやしない
生きられない...!
でも君がそばにいてくれるなら
今は生きていたいって
そう思うから今夜も
君の幻覚に救われる
詩人:未知 | [投票][編集] |
得体の知れない感情に
浚われそうになったの
踏ん張ってずっと耐えていたら
もう誰の背中も
見えなくなってしまったの
いま孤独を抱いて雨のBGM
さり気なく過去と
現在を織り交ぜ
未来のために泣く今日の歌.
詩人:未知 | [投票][編集] |
これは夢という現実か
現実が夢なのか?
近頃正常に働かない脳ミソ。
あの空を覆う分厚い
灰色の雲突き破って
未来さえ吹き飛ばして
もう。刹那に溺れたい
はやる心が皮算用ばかり