ホーム > 詩人の部屋 > 未知の部屋 > 現し身よ永遠に

未知の部屋


[205] 現し身よ永遠に
詩人:未知 [投票][編集]

錆びついた魂を磨くように
伝えたい言葉を抱きしめながら
ここが現実だろうがなかろうが
たとえば夢の中だって関係ない

あるようにある
なるようになる

転げ落ちてゆくだけの未来が
待っていたとしても
胸張って今はこうしてたい

君が揺り起したんだ
眠りつづけていたこの心
醒めきった冷たい空に
人生を灯すような愛情

忘れていた感覚がよみがえる...

新しい体を手に入れたみたい
新しい命が息づいている
...この中に!

見える景色はとてもきれいで
ちょっと怖いほどに澄み切っている
手を伸ばすことに意味がある
と教えてくれた人

ささやかな総てが幸せを模る
”日常にもっと閃きを!”
その現し身は祈りの化身
あの日へ旅をしよう

世界が僕を待っている
たとえば夢の中だって...関係ない

2015/02/02 (Mon)

前頁] [未知の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -