楽天家って
言われるのにも
慣れたし

悩みなさそう
なんて
本気で言ってんの

プラス思考
能天気
裏を返せば馬鹿

前向き
常に笑顔で明るい

そんな毎日
やってらんない
だけど
見せられない

じゃあ
誰の前だったら
泣けるの

あなたの前で
泣いていいですか

醜態曝すより
笑って
楽しい方がいい

そんな人を
誰しも望むでしょ

泣けないんだよ
人前じゃ

あなたには
やっと
見せられるけど

本当は
迷惑なんじゃ
ないかって
不安になるから

落ち込んだ所は
誰にも
見せられない

蛍が見たいと
言ったら

綺麗な所が
あるから行こうと
連れて
行ってくれた

わたしは
逢う口実でも

あなたは
いつも優しくて

些細な事でも
何でも
叶えてくれてる

それなのに
わたしはどうして
素直に
なれないんだろ

本当は
あなたとずっと
いたいだけ

それだけなのに
ごめんね‥

愛し合って
結ばれたふたりが
×年後
別れてしまった

時間は
元には戻せない

愛が情に
変わってしまえば

恋には
敵わないんだね

どんなに
愛していても
いつか
冷めてしまうなら

わたしは
恋をしていたい

ねぇあなたは
ずっと
素敵な人でいてね

あなたが
どうしようもなく
欲しかった

あなたの人生の
一部に
割り込んだ

いつか
離れたとしても

ときどき
思い出される様な
存在に
なりたかった

今、わたし
そうなれたかな

離れていても
思い出される様な
存在に
なれたかな

純愛ドラマを
見ながら
急に"好き"なんて

雰囲気で
言ったんでしょ?

嘘じゃない?
まだ信じられない

あなたから
初めて言われた
"好き"

愛や恋に
繋がる言葉なんて
初めてだった

欲しくて
堪らなかった言葉

泣いたのは
ドラマのせいじゃない

お願いだから
夢なら
醒めないで

期待させる事は
嘘でも
言わない人

どんなに
抱き合っても

あなたに
気持ちはなくて
完璧に
片想いだった

あれから
７ヶ月が経って

一緒にいたいから
いるんだと
あなたが言った

耳を疑った
泣きそうだった

でも、それが
いつまで続くかは
分からない

人の気持ちは
変わっていくもの

あなたも
私も良く知ってる

一番聞きたかった
言葉を
あなたの声で
聞いたら
急に恐くなった

いつまで
傍にいられるの

いつまで
好きでいられるの

ずっと続くと
信じていたいよ‥

完璧な片想いが
崩壊した夜

泣いても泣いても
苦しくて

どんな薬を
飲んでも痛くて

つらくて
胸を引き裂かれる様な
そんな思い

もう二度と
味わえないと思う

赤い血は
延々と赤いままで

頭は朦朧
心はからっぽ

人生で
一番大切なものを
失くした夏

あれから
もう９年が経つ

泣いたり
苦しかったり

つらくて
胸が痛い日だって
あるけれど

あんな苦痛は
感じたこともない

あの子を
殺めてしまった夏

あなたも
淋しいのが嫌で
だから
優しいのかな

憎まれ口ばかり
叩いてても

あなたが
優しい人だって
分かってる

わたしの我儘も
意地悪も
すべて見透かして

悪い方へは
連れて行かない

そういう所は
やっぱり
大人だって思う

困らせる様な事
言って
本当ごめんね

あなたにだって
都合がある

分かってた
頭では

気持ちが
追い付けなかった

明日になれば
きっと
もう大丈夫だから

相変わらずで
良いから
わたしの傍にいて

笑っていて
時々は
ご機嫌とってね

わたしの
幼稚な理想とか

浅はかな
欲望にだって

あなたは
光か闇かで応える

曖昧にするのは
形ないもの

白か黒かで
導いて

赤とか青の
景色を
見せてくれる

思い付きの我儘や
密かな
願望さえも

光と闇とで
いつも
叶えてくれる

善と悪とで
いつも
諭してくれる

わたしは
透明でいたい

どんな状況や
環境でも

あなたになら
簡単に
染められる様に

今日逢えるのって
聞けば

逢えない
逢わない
逢いたくない

まぁ、このうちの
どれかでしょ

だいたい
想像つく返事

だけど
結局逢うんだから
私の思い通り

明日はって
約束しようとすれば

行かない
行けない
分からないって

曖昧だけど
いつも
私の望み通り

あなたの
天の邪鬼ぶりには
慣れました

可愛いとさえ
思える

何だかんだ言って
優しいの
知ってるから