詩人:ゆぅ | [投票][編集] |
目覚めて
携帯を開いたら
"着信あり"
名前は
あなただった
昨夜、2:18
約束通り
電話くれたんだね
起きてても
真夜中
逢わなかったよ
だけど
"着信あり"表示
嬉しかった
今夜は
逢えるといいな
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逢いたかった
今夜は
どうしても
抱きしめて
欲しかったのに
逢えなかった
理由は
分かってる
電話だって
本当は
待ってたのに
顔を見たら
気持ち
落ち着きそうで
あなたは
関係ないのに
いつも
安定剤代わり
ごめんね
我儘でも
傍にいてくれて
ありがとう
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煙草に付いてる
おまけの
ガスライター
価値はない
けれど
あなたがくれた
それだけで
私には
宝物ライター
失くして
落ち込んでる私に
"どうせ
百円ライターだろ"
って言って
あなた
馬鹿にしたけど
まさか
あなたから貰った
ライターだとは
照れ臭くて
言えずにいたら
"俺があげたやつ?"
なんて
間抜け面して
聞くから
頷いたら
"またあげるよ"って
言ってくれた
諦めきれなくて
探して
見付けたよ
ピンクのライター
あなたに貰った
ただの
ガスライター
私には
宝物ライター
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一方的に
機嫌悪かったり
苛々したり
今までだって
何度もあったけど
昨日は
初めて喧嘩した
ショッピングセンター
駐車場にて
洋服選んで
ご飯食べる頃には
仲直り
わたし
嬉しかったよ
普通の
恋人同士みたいに
喧嘩できて
誰にでも
黙る癖が付いてた
だから
あなたと
普通に喧嘩した事
本当は
嬉しかった
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わたしたち
隠れて
逢ってたけど
あいつは
彼の女だって噂
知らない所で
周りは
知ってたみたい
あなたの友達
意外と
鋭いらしい
恋人じゃないと
否定しても
誰がどう見たって
確かに
あなたの女
恋人じゃないけど
あなたの女
名前なんか
別に要らないから
事実を
否定しないで
噂される程
きっと
仲が良い証拠
真実を
知ってるのは
二人だけ
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覚めてる間中
思考は
あなたの事ばかり
せめて
今夜は忘れたい
誰かに
寄り添いたい
あなたを想わない
時間が欲しい
苦しい気持ちから
解放されたい
あなたを想う
心から
少しだけ離れたい
複雑なくらい
感情が
入り混じってる
ゆっくり
眠りたいのに‥
現実との境界線
次第に
無くなって
夢の中にまで
あなた
現れる様になった
執着してる
だから
あなたの夢を見る
分かってる
寝ても
覚めても同じ
忘れる事なんて
出来ない
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あなたの事で
悩んで
落ち込んでたって
お客様が
目の前にいるなら
笑って
お喋りも出来る
あなたは
お客様のひとり
そして
私の好きな人
職業病
あなたにだって
笑ってる
本当は
泣きたくても
笑えるの
独りになると
泣く癖に
大丈夫って
聞かれない限り
人前じゃ
泣けなくなった
笑顔と明るさと
知識が売り
それが
私の仕事だから
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わたしが
あなたを想う様に
あなたも
誰かを想ってるの
昔の恋を
引き擦ってるの
どんなに
抱きしめられても
愛は感じない
痛い程きつくても
愛がない事
知ってるから‥
どんなに
傍にいたとしても
永遠に
叶わぬ想いなら
一度だけ
嘘でもいいから
名前呼んで
好きだと言って
叶えてくれたら
そっと
消えるから
二度と
逢わないから
最初で最後に
お願い
嘘、吐いて
抱きしめて
名前呼んで
好きだと言って
叶えてくれたら
そっと
消えるから
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誰かひとり
傍にいるだけで
良いのに
その誰かさんを
選んだら
独りぼっちで
このまま私
歳だけ
老っていくの
あなたに
恋人が出来たら
いつか
終わる関係
そのまま私
誰かを
求め続けるの
好きか否かって
どれだけ
価値があるの
好きじゃない
男には
抱かれたくない
ただそれだけ
なのに
愛されない
好きな男に
愛されたいって
ただそれだけ
なのに
愛されない