誰の為に 誰が為に自由なる感情は馳せる想いを 君だけに 君だけに優しく解き放つ運命を背負い浅い眠りにも似た意識の中で 緩やかに 艶やかに遥かなる言の葉へと育てあげ微熱を帯びたペン先は今僕と 少しづつ 少しづつ真っ白なノートを歩み始めた 僕が 僕でいる為に 僕が 僕である為に‥
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