詩人:杳子 | [投票][得票][編集] |
こんな朝に 嘆くように
涙滲ませて
そんな風に 明日も来るの
それじゃなんだかな
空に舞う 羽を見上げ
いつか地に落ちると知る
誰のもの? わからないけど
私もいつか いつか……
飛ぶ鳥の羽は 整然と並び
下界を見下ろし嘲笑っているの
行方知れず あてどもなく
鳥は地上に影をのこす
こんな私に 何ができるの?
そんな風に 迷い続けて
散ってしまった 枯れ葉見下ろし
いつか土に還ると知る
憂鬱と不幸が入り乱れてる
鮮やかな思い出など私にはない
私の過去は みんな俯き
私を直視しようとはしない
行方知れず あてどもなく
ひたすら歩いても疲れるだけ