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遥 カズナの部屋  〜 新着順表示 〜


[417] 2次元的な話し
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

文面みたいな
綺麗な話しが
嘘くさくて
嫌になる時がある

いや誰かを
攻めたい訳はない
たださ

ただ
もっともっと
確実な事はだけは
心底に側にあって
それらには
神様くらいにしか
どうにもならない
不快さがあって

でもやっぱり

お祈りするくらいの
謙遜さで
書いてみるのが
気持ちいい

嘘くさいだろとも

2025/11/22 (Sat)

[416] 砂遊び
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砂浜で
スコップを使って遊んでいた

海から打ち寄せる波を
砂に水路を作って
面白く流そうとしてみても
近ずいてきた波は
砂の水路を
容易に蹴散らし
流れ去っていく

それでもどうにか
なるように
スコップで砂を
叩いてみたり
盛り上げてみたり
より深く掘ってみたりしてみても

やっぱり波は
砂の水路に
その役割りを果たさせる事を許さず
粉々にバラけさせて
去っていく

分かっているよ
でも僕は
どうにかしてこの波を
砂を使って
思うがままにしてみたいんだ

ほらまた砂が波に
さらわれていってしまっても

2025/11/16 (Sun)

[415] 一日
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

おはよう

いってきます

いってらっしゃい

宜しくお願いします

ありがとうごさいます

すみません

ありがとうございました

おつかれさまです

ただいま

おかえり

いただきます

ごちそうさま

おやすみ

2025/11/08 (Sat)

[414] 朝、そのまま目覚めなければ良かったのにと言わないで
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

生きているって
悪くない

どこにでも
あるみたいで
そうでもないから

悪くはない 
生きているって

悪くない

2025/11/03 (Mon)

[413] 虚構の国のスメル
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

いつも臭いがする

ゴミになるしかない
新聞紙の活字と掲載された占い
まとめて結わえられた
インクの臭い

汚臭が
生活の一部なら
どんな臭いだろうが
平気になるのだろう

頭みたいに
振っても、叩いてみても
硬くなって
使えなくなった
塩コショウ

もうくたくたな
ひげ剃りの
鈍く尖った刃先と
剥ぐにはまだ早すぎた
血のついたかさぶた

どこのどの鳥のものかも分からない
力ずくで引き抜かれた白い羽
アスファルトに残るブレーキ痕と
焼けたゴムの臭い

退屈で気がついた
教室の椅子の下に貼り付けられたガム
踏みにじられたカタツムリにも似た
割れて砕けたスパンコールの欠片

体育館の器具庫でリンチされていた下級生
切れても飛び跳ねて動くトカゲの尻尾

「ビールも随分と値上がりしていて
通勤の為の軽自動車のガソリン代も
馬鹿にならないし」

いなくなってしまっても気が付かれない
雀たち
半分になる前に途中で割れてしまった割り箸

どっさり集めたセミの蛹の脱げがら
エアコンの室外機だらけに見えてしまう景色

久しぶりに見れた流れ星
主人が来るまでスーパーの前で待つ
結わえられた犬

「弁当に焼いて入れてた鮭も
もう目玉焼きで我慢する他ない」

AMラジオのパルスノイズの中
必要な周波数を探す
スマホは圏外だろうとも
どこの誰ともいえない
さだかさだけはある
ラジオの臭い

「トイレ掃除をしたのは先々月だったか」

呼吸をする以上は嗅ぐしかない

2025/10/23 (Thu)

[412] 観察
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

波打ち際の
防波堤の隅っこに
トンボがいて

明日には
台風が来るから
風も幾らか
強く吹き始めていて

神様が

手際よく描いた
デッサンみたいな
美しい線のフォルム

強い筆致で刻まれたような6本の足

機敏にくいっと動かした頭には
空も私も映していたであろう黒い目玉が丸く

川面を思わせる透明な羽と
血色の真紅の身体を
風に弄ばされそうになりながら
佇んでいて

命と言うものは

生きてそこにただあるだけで
十分意味があるのだと言う事を
わからせてくれていた

2025/10/11 (Sat)

[411] いろはにほへと
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

たとえられないことを
たとえば
なにに、たとえられよう
たとえよう
たとえ
なににもたとえられない
たとえばはやっぱり
よるにちかい
いやとおいい

よる よる よる 

どちらへでしょうか
あちらへですが
そうでしたか
そうなのです

たとえ たとえ たとへ

よる。をわすれてまして
がまんしたのですね
そうなのです
そうでしたか、まあ
あしからずとかだけは
かかないでいてください

わかりましたが
なににも
たとへられたくわない
わたくしなので
ですから
わたしということで

どうなってもしかたがない

2025/09/27 (Sat)

[410] 銀河のように七色に渦巻くコーラ
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

指が7本か8本なら
もう少し仕事が出来ただろうか
いや、他にも同じようなやつがいたなら
気持ち悪いだけで、たいしこと無かっただろう

いやいや

姑息な思考パターンだねこれは
もしもなんて間抜けさは
宝くじだけで十分だろう

仕事の話しに戻ろう

どうにも育成と言うやつは
やっかいだ
そもそも
自分ですらまともと育てられなかった人間が
人様の子供をだ
会社勤めに十分に適応出来るように
育てるなんて

そう言えば
なかなか眠れない
幼かった頃の息子達の為に
「タコチュウ·コーラ」って言うおとぎ話しを
即興で、作って話してやったな

ストーリーは
ある日、タコチュウ星人が
突然、主人公の部屋に現れ
「タコチュウ·コーラ」なる
大宇宙で絶賛完売品不足中の
ボトルの中で銀河のように
七色に渦巻くコーラを見せてくれて
その製造工程を家を倒壊してしまったお詫びに
見せてくれると言うものであった
その味は甘美とか、ドラッグみたいな
夢うつつな代物ではなく…
多次元宇宙論とかギリシャ神話、聖書、グリムとかもぐっちゃぐちゃに織り交ぜて
タコの足が何故8本で
人の指が何故5本になったのか
我ながら痛快な話しだったな

まあ、缶コーラのタブなら
指5本で十分に開けられるから
飲みながら、仕事も、若手の育成も

どんな結末にしたいのか
もう少し思い巡らせてみようか





2025/09/18 (Thu)

[409] 健康
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

自分でも読みたいものを
書けない時がある
なのに
書きたい時がある

なんだろうね
これは

何がしたいのかね、いったい

考えるに

美味いものを食べたくても
なかなか上手に食材を調理して
より良く仕上がらない
不味いものしか
出来上がらないような
そんな事なのだろう

心も身体と同じで
食べれば動かないと
循環がなりたたない
見たり聞いたり感じたりしたなら
感情をしっかり表にしていかないと
循環がなりたたない

うまくいかなければ
身体みたいに心も不快なら
それはそう
ほら、便秘か下痢みたい
なのだろう

人は
食べて、考える、肉の管
なのだと

どこか読んだような
そんな事を
今日ところは書いておこう




2025/09/05 (Fri)

[408] 有宛
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

君は悪魔か
自覚があるなら
きっとそうなのに違いない

嘘って言われようが
本当の事が
なんかあんたに良いこと
してくれたことがあったのかい

正直なんて代物は
土壇場では
さいの目よりやっかいで
金にすらならない
ようするにだ
糞と同じさ 

頭が悪くて
死ぬほど金が欲しいなら
死んだ方がましな
生き方をするしかない

それとも

君は天使かな
真実を軽やかに羽織り

愛を愛し愛に愛され
誰にでも誰からも
愛おしまれ

憎しみなんて
何も生み出せない
負の連鎖は世界を時代を
苦しめつづけるだけ

そうして
愛そのものになりたいのなら
全てを分け与えるといい
それでも後悔のないその時は
たとえ死すら
君にダメージを与えることは
出来ないだろう

どちらも選べない

選ぶ必要にすら
疎ましさを感じるようなら

君は人だ

善と悪を自分だけの
都合の良いように
使い分ける
全てを他人せいにも
自分の為にでも
使い分けられる

泣きたい時に泣き
笑いたい時にだけ笑う
悪魔にも天使にもなれず
なりたくもなく
行く当てもなく
孤独を埋め合わせる手段に
人生の全てを賭する
ただただ無駄に

それなら
いっそのこと

神になれたならいいのに

2025/08/30 (Sat)
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