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遥 カズナの部屋  〜 新着順表示 〜


[364] 
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

言葉は

取り繕う
絆創膏みたいな
いいまわしが
似合いたい

そう語ったからと言って
何を期待されても
困りはてるくらに

言葉は刃物

血が流れる

2023/02/12 (Sun)

[363] 鎮魂
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

たどりついた
このあたりが
どこの海だろうが
どうにもなりはしない

縄をにぎる
手のゆびさきが
こうもこごえているのは
きっと心臓から
遠くにあるからなのだろう

縄を結わえた
さびだらけの
なさけのない
いかりを
ゆっくりと
しずめていく

なにをしにここまで
やってきたのか
やってきたなら
やらざるをえない
やってこなくて
こうなっていたから

なさけのない
いかりをゆっくりと
しずめていく

やりばのない
このいかりを
ゆっくり
そっと
しずめていく



2023/02/05 (Sun)

[362] 丘の向こう
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やっとの休日

今朝は
釣りでは
全く釣れず
帰りに
遠回りまでして
買って帰った
嫁の誕生日ケーキは
彼女の口には
全く合わず
その後
家族四人でポーカーを
楽しむも
大惨敗

けれど
イライラするまえに
気がつけて良かった

幸せこそ
こうあって
しかるべき
ありようなら

2023/01/15 (Sun)

[361] 夢見る現実
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この背中に
鳥のような
翼なんて
要りはしない

安らかに
仰向けになって
眠るのには
あまりに翼は
邪魔だろうから

2023/01/14 (Sat)

[360] ジュウシマツの結末
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どうでもいいのなら
どうでもいい必要もない
達観したのだから

羽を休めさえすれば
さえずる理由も
おのずから
冴えわって
いくだろう

2022/12/31 (Sat)

[359] 厚顔
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恥ずかしくはない
どうやら私は
しゃっちょこばってる

本当の意味はしらない

とにかく
しゃっちょこばってる
このまま
いつまでもいつまでも
しゃっちょこばる

いつも
おいてきぼりにしてしまって
ごめんね
振り返れないのは
悪い癖だ

それでもとか
どうにもとか
とかとか

しゃっちょこばってる
発音の響きがいい

しゃっちょこばってる

本当の意味はしらない

2022/12/29 (Thu)

[358] 洋楽
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英語の歌詞の和訳が
ぜんぜん自分の考えていた訳と
違う事がある

馬鹿みたいかな

英語なんて
まったくわからないのに
メロディーに駆られ

馬鹿みたいかな

勝手な物語に
焦がれてしまって

2022/12/18 (Sun)

[357] 出口
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下着に穴が空いている

誰に見られるわけもない
よれよれ具合いが
ちょうどいいあんばい

色や音にある
濁りや半音階みたいな
中途半端か
むしろ意固地な
わかりにくさが
あっていいように

すこんとぬけ

ボウフラと同じでいい
それと同等以下で
なんぼのもんさ
毎日、毎回
浮き上がっては呼吸して
また潜る
仕事しては帰って、食べては眠り
また仕事

穴の空いたパンツ履いて

2022/12/04 (Sun)

[356] しとは
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わすれないで
いてください

めのないものに
太陽のひかりを
つたへられたなら
どんなにか
こころよいだろうか

みみのないものの
りかいしている
せいじゃくを
理解できたなら
また、しかり

つらく、とおく、さむく
あつく、せまく、さみしく
ちせつで、あいまいで、ごうまんで
ざんこくで、むふんべつで
いこじで、たんらくてきで
あてどなく、よるべなく
はしたなく、いわかんだらけで
とるにたらず、しわくちゃで
うすよごれ、けたたましく
ずうずうしく、はじしらずで
あてずぽうで、おちつきがなく
あまりにもひつこくて
ついに、ひざからくずれおち
うずくまっていたとしても

ふみにじられて
たまるものか

うれしさ
かなしさ

のしをつけ
はなびらや
しおをまいて
ふところにしまい
あたためながらの


わすれないで
いてください

2022/11/29 (Tue)

[355] 焼け野原
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

骨に
僅かに肉が
こびりついている

死んでしまった
理由は
食べられた

もうすぐ臭くなる

一昨日、切り傷にした
バンドエイドを剥がしとると
白くふやけた指先は
まだ、鈍く痛みもあり
乾いてもいない傷口は
かまってやる
余裕もないと
視線すら感じる
卑屈さがある

「もう、いいよ」
なんて
言うじゃあなかった
誰が食べてしまったか
なんて
どうでもよくはないけれど
どうでもよくならないと
どうにもならなくなって
しまうから

2022/11/12 (Sat)
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