見たことをどこへもつれてはいかせたくない赤い靴履いてた女の子文脈が鏡だとしたなら泣きながらかけだした彼女が探す誰かはその痛みを知らないから無視出来るだけやや、朗らかでああ、泣きたくなる二度とは言わないからどこへも媚びへつらわないでおくれ赤い靴と引き換えに尾びれを得た女の子は人魚となった大海原へそして、今日もやっきな誰かに探されてはいるがむこうはあなたを探しているたとえ疎まれようとも
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