ほんの ひとときのきらめき笑いはじける水しぶきと虹肺を満たす清涼感抑え切れないときめきが雫に跳ねた若葉の頃川のせせらぎ戻らない 一瞬 一瞬切なさに 追いつかれるよりも先にはしゃいで飛び込んだ滝壺日の射す渇いた岩の上には翼をやすめた蝶のように色とりどりに乾されたシャツたち…滝のほとりあの日の僕らを映し過ぎ去った澄んだ清流のみなもその 今もたゆまない眩しさよ…
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