| 詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
羨ましいのか
それとも
恨めしいのか
人は人とは違う
道を歩いていくけど
どうにも君が行く道ばかり
気になって
自身の生き方手つかずで
放ったらかし
自由は退屈だな
君の周囲には人だかり
僕の周りには蝿たかり
ホコリに埋もれて見てた
複雑な心境で
皆にはバレないように
こっちをそっと見た
君の表情は
なぜか複雑で
いつもの笑顔もない
僕に心辺りはないけど
常に人を想い
苦しんでる
心優しき人間と
何も考えず誰一人
大切にしない
自分勝手な人間と
隣同士で歩く二人
より幸せを感じてるのは
どちらだろう
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歴史の教科書に載らない
誰も知らない
あの人は
あの日あの時あの場所で
何を思っていたのかな
足跡さえも残さずに
去って行ったのは
何処の誰?
思い出せないよ
僕は確か
全てを
知っている筈なのに
悩んだ今日さえ
忘れてしまうのか
あぁ
小さな未来には残らない
僕を知らない
あの人は
あの日あの時あの場所で
何を思っているのかな
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張り詰めた部屋
片割れと二人
目を血走らせ泣いている
どれだけ互いを
傷付け合えば
応えてくれるんだ?
沈んでいく問い
こんなにも痛いのに
傷口が見つからない
私一人じゃ分からない
痛みの在り処を
答えてくれる片割れを
ずっと探してた
いつの日かと
いつの間にか
巡り会って僕は
かけがえのないものを
手に入れた
この人しか居ない
それなのに
理解り合えず
傷付くばかり
生まれ変わった時には
一つの器に
二人の魂を
片割れの流した
血を辿っても
自分とは結ばれない
黙する痛みが
辺りをさ迷うだけで
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死体の基準教えておくれよ
今この瞬間の僕は
本当に生きているのか
人には見せない
君を記した秘密の本は
幾らぐらい出せば
手に入るのかな
見せたいけれど
見られたくない
胸のモヤモヤ
持っていても
今の僕には
要らない気がする
何曜日にゴミとして
出せばいいのかな
他の全てを捨ててまで
欲しいものなんて
迷信じゃないの
真実すら疑ってしまう
この僕自体を
誰か晴らして
考えるよりも先に
君を抱きしめたいと
思ったかどうか
心の底が深くて
確かめられずにハマる
視界は曇り
そして
誰も居ない場所へと
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逃れられない事に気付いて
自分から離れた
しばらくしてまた
何も無かったかのように
自分に戻った
繰り返しているうちに
事態はどんどん悪化して
もう取り返しがつかないと
思った時には
動けなくなっていた
もう少し勇気を出せば
こんな事には
ならなかったかも
しれないけれど
終わってしまった
今だから
そんな考え方も
出来るんだろう
始まってしまった
今でさえ
前に踏み出せないのに
自分自身の
首を絞める両手を
振りほどく術を
忘れてしまった
言い訳が邪魔をして
思い出せないというのも
言い訳だろう
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逃れられないのは
背を向けるのが
嫌だからさ
戦ってるんだ
傷付くこともあるよ
嘘と本音を
バレないように混じらせて
尻尾巻いて
逃げたりもした
それでも気になって
振り返ってしまう
来た道を
皆に見つからないように
戻ってさ
喜びや悲しみと共に
再び戦場に還るんだ
休む日もある
それでも
向き合う敵が居なければ
話にならない
何もする事が無くなって
ただ死を待つばかり
怖じけづく事もある
けれど
戦う相手が居ないのは
もっと怖いよね
君が居て僕が居る
それだけで
戦う条件は揃ったもんだ
さぁ来い!
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アクセスしようと
クリックしたら
エラーになった
消えていた
一瞬の擦れ違い
僅かな誤差が
命運を分ける
運命とは何か
偶然なのか
必然なのか
いずれにしても
些細なもので
従うとか
逆らうとか
選択の余地はなく
隔てる垣根などなく
されど断たれる
流れの何処かに
身を潜め
過ぎゆく世界を
感じる取るのが
精一杯で
変化の最中も
変わらずに
君はそのままに
僕もこのままで
行くんだろう
僕らは瞬間を生きている
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今も生きていて
ゴメンナサイ
取って付けたような
出来損ないのクズ
考え始めりゃ
自己嫌悪ばかり
どうしようもない
だから何もしない
放置したまま
うずくまり
思考にブレーキをかける
誰に何を言われても
心が塞がり聞こえなくて
そんな時に頼るものは
宗教でもネットでもない
己自身だ
殴ってみろ
ナイフで
体を傷付けたって
心までエグれないぞ
どれだけ痛ぶったって
それじゃ
保護してるのと同じだ
嫌っている癖に
可愛くて
仕方ないんだな
どれだけ挑発しても
震えるだけの握り拳
僕の勇気
今日はここまで
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六十億の星
それぞれに舞台があって 物語があって その中で生きる君が居て
星は輝き宇宙を照らす その光が眩しすぎて 君は何も視えなくなった
不意に真っ暗になり また何も視えなくなった 星達は流れ どこかに消えた
取り残された 虚無と絶望漂う海で 唯一人の君は呟いた『何も視えないのに どうして闇が視えるんだろう』
あぁそうさ 君自身も星なんだ その輝きが宇宙を照らし 世界を映し出したんだ
いつか星は燃え尽き 塵となって消える それでも今 君は光り輝く
希望が全て闇に飲まれても 光は失くならない
君一人輝けば
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ごめんなさい
大切な君に
ごめんなさい
TVや新聞やラジオ
私小説から
被害にあった本人から
直接聞いた話まで
自然災害についてなんて
毎日様々な媒体が
危険なんだって
警告しているのに
いままでロクに
知ろうとしなかった
聞こうとしなかった
事態を把握してなくて
バカな事を言った僕
君の言った
「怖いよ」って
震える声を聞いて
ようやく知った
ゴメン
何も出来なくて
本当にゴメン
そんな僕に
「アリガトウ」って
君は言ってくれたけど
今は君の無事を
祈るしかないよ
今すぐに会いたいよ