ホーム > 詩人の部屋 > 高級スプーンの部屋 > 投稿順表示

高級スプーンの部屋  〜 投稿順表示 〜


[120] 裏話をひっくり返せ
詩人:高級スプーン [投票][編集]

地球の裏側で

起こったのは

あなたも知ってる

あの人が

笑ってたってだけ

それだけの話さ

2005/02/06 (Sun)

[121] クラーゲン
詩人:高級スプーン [投票][編集]

気持ちはとっくに

離れているのに

君はいつまで

其の場所に居るの


扉を開けたら

帰れなくなる場所だって

思って怖くなって

部屋の中で

走り回っても

逃げられないよ


確かに居心地も良いし

楽にもなれる

でも

楽しくないんだろ


あともう一回が

何度も続いて

結局抜け出せなかった


安らぎを求めて

辿り着いた

其の場所も

今じゃ

錆び付いたカラダが

一つだけ


旅立つ勇気は

孤独に耐える

哀しみにも似てる


決めるのは

君だけだから



僕はもう行くよ

2005/02/07 (Mon)

[122] 走れポエマー
詩人:高級スプーン [投票][編集]

能無し用無し
呼ばれた脳内
暴漢と言われ
全裸で全力疾走し失踪
捜索願いは創作で
無事生還しても
誰も歓迎してくれぬ
搾り出した詞
絞り出した声は
声にならぬ声で
発狂寸前
失禁寸前
夢みたいな日々
乙女チックな憂鬱を
吹き飛ばすよな
風になりたくて
寒空の下
今日も
疾風のごとく
真っ裸でマッハで突っ走る
暴走妄想の果てに迷走
瞑想しながら爆走
逃走する言葉達と
闘争し抗争し
好走し構想し
想像し創造し詞にする
インディーズシーン
駆けずり回り
僕は一人
一切れの未完な詩を
蜜柑のよに食べて
夜も眠らない

2005/02/07 (Mon)

[123] 夜道を歩く愚か者の唄
詩人:高級スプーン [投票][編集]

影に引き込まれる

誰かの詩が好きなのは

僕が幸せだからか

これ以上

何も望まなければ

君と笑っていられるのに

両手に抱えるものを

手放したくなって

離せなくて

思い悩む事は

愚かだと知っているのに

汚れた壁に隠れ

繰り返し

誰かを閲覧して

気持ちを暗くする

どんよりと曇る

影の下には

僕の入る余地など

在るハズも無いのに

重なっていれば

今を忘れて

誰かに溶けて

分かりあえる気がして

止められない

僕は幸せなのか


俺は

お前より

幸せだと感じたいだけだ

2005/02/11 (Fri)

[124] 信進党
詩人:高級スプーン [投票][編集]

神様は平等なのか

考えても

返事はないよ

この道が

間違っていると

信じて

歩いてきたんだけど

不安になって

何度も後を振り返った

考えても

考えても

分からないから

僕は

分かったフリをして

皆と笑ったんだ

そのあと

一人になった時

寂しくて

立ち止まって

また考えた

もしも

この道が

正しいのなら

取り方一つで

色々な僕が出来上がる

そんなの嫌だ

神様を出し抜く

力が欲しい

何も考えずに

信じた道を

誰もしらない

未知の世界を

歩けるような

2005/02/12 (Sat)

[125] 沈む花と浮かぶ朱
詩人:高級スプーン [投票][編集]

強く抱きしめても

いつか終わるから

君の首を絞めても

僕は続くから

本当の自分に

気付いて欲かった

でも言わなかった

遠回しにして

放ったりはしたけど

言えなかった

頭の中で犯した

僕の罪を

償うには

君を失う以外に

方法が見つからないから

強く抱きしめても

いつか終わるから

君の首を絞めても

僕は続くから

2005/02/12 (Sat)

[126] 地下鉄にて
詩人:高級スプーン [投票][編集]

そんな所で寝てたって

助けなんか来ないよ

新聞を持った右手を

震わせて

「寒い」って

呟くだけじゃ

何も望みは叶わない


合わない人間同士が

一つになる方法は

宇宙の起源を辿っても

見つかるか分からない

本性隠して繕う笑顔達

怖くなって逃げ出した

近くにあった穴まで


階段を降りる途中

倒れている親父が一人

遠くを見ながら

「寒い」を連呼してる

誰もがチラ見して

通り過ぎる

今頃

地上じゃ

毒を吐きながら

歩く猫が

人間を殺し回ってる

地獄は地下より上に在る

2005/02/13 (Sun)

[127] 仮説ウィスキー坊ちゃん
詩人:高級スプーン [投票][編集]

ウィスキーが皆大好きな

とある国の

とある坊ちゃん

ウィスキー・スキー君は

ウィスキーが飲めません

スキー君の

好きなものはチョコで

今日はバレンタインデー

チョコを食べまくるぞと

朝から意気込んでいたのに

いつまで待っても

誰もくれないから

自分で箱買いして

ヤケ食いしてたら

喉につまって大慌て

近くにあった

ウィスキーを飲んで

助かりました

その時

ウィスキー・スキー君は

思いました

ウィスキーとチョコは

よく合うなぁと

これが

ウィスキーボンボンの由来

2005/02/14 (Mon)

[128] 押して下さい
詩人:高級スプーン [投票][編集]

過剰に不安な夜に

救われるのは

君の言葉なんだ

あと一歩が

いつも足りずに

此処から

飛び立てないでいる

僕の背中を

優しく撫でてくれる


押して下さい

もっと強く

抑えきれない欲求が

君を更に望む


此処から

飛び立って

光になって

僕を残したいから

どうか

押して下さい

2005/02/16 (Wed)

[129] SHOCK!!
詩人:高級スプーン [投票][編集]

食べても
食べても
満たされない

僕は
何処で
生まれたのか
終わりに
何が
待っているのか
分からないから
成長するしかない

生きる為に食べるのか
食べる為に生きるのか

目の前に在るのは
エサでしかない
自分だけを
信じて

戦うんだ
それぞれの
理由を持って

僕は君を食べる為に
君は僕を食べる為に

僕は僕を生かす為に
君は君を生かす為に


戦い続けるんだ

いつか
満たされる日を
夢見て

2005/02/17 (Thu)
666件中 (101-110) [ << 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 >> ... 67
- 詩人の部屋 -