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高級スプーンの部屋  〜 投稿順表示 〜


[300] 再スターター
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恋人も
親も兄弟も
会社も国も
世界も未来も
都合良く動く
理想郷に住みたいな

夢はいつでも
自己中なものばかり
叶わないと知りつつ
逃げる為に思い出してる

僕なんか
いきなりドブに
捨てられても
文句も言えないね
やられたら怒る癖に
そんな事を言う

散々
避けて回って
うつむいたまま
終わるなんて
フィクションだろ

土壇場になって
大逆転の一発
もっと期待しろよ
自分自身に

夢も希望もない
ポケットから
出てきたのは
諦めない意志のクズ
ぐしゃぐしゃになっても
まだやれる
その勢いが大切なんだ

言葉を並べ終えたら
そろそろ出発しようか
次の場面へ
君の出番まで
あと少しだ

僕も行くよ
終わりの次の
始まりの場所へ
再び出発だ

2005/08/29 (Mon)

[301] 生存依存
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生きていない

死んでしまう

2005/08/30 (Tue)

[302] 徐々に変異
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真似をしなくてもいい
真似をしなくてもいい
心に言い聞かせても
共感してしまい
その気にさせられる
いつの間にか
いつものページ
捲っては追っている
君の後ろ姿を

七回転んで
起き上がるのを
やめてしまった
それでもいい
空が青いなら
灰色なら
もうどうでもいい
雨が降ってきても
そのまま
横になっていよう

僕のうたに
宿るものは
書き終えてしまえば
大体消えてしまう
後から見ても
何が何だか
さっぱりで
自分で書いたかさえ
覚えていない

君から生まれた
感情なら
何だって
大切にするのに
自分の事となると
どうして
何もかも
どうでもよくなって
放ってしまうんだろ

時折
あの日々を
思い出しては
振り返り君を探す
それから決まって
霞んで見えなくなる
思いを乱暴に
書き殴る
いつ忘れてしまっても
いいように

君の後ろ姿に
追い付いても
もう何も
思わなくなっていても
転んで出来た傷が
綺麗に消えて
何事もなく
起き上がったとしても
僕のうたの中に
君の面影は
いつまでも
消えずに残る
それで十分






2005/09/03 (Sat)

[303] * * *
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殴って奪って
手に入れた
十字架持って
面白半分
祈ってみたり
願いの一つぐらい
叶えてくれるか
左胸の神様は
俺を生かすだけで
何も
答えてくれはしない
調和の取れない世界で
犠牲になる人達を
救おうと
払ったお金で
平和になるのなら
心の貧しさを
取り払うのに
幾らかかりますか
衣食住に
困りはしない
贅沢な悩みを
抱えている俺が
唾吐いて
意気がって
生きている今
3秒に一人
どこかで子供が
死んでいる
十字架握り締め
祈る人を
偽善者と罵る
自分自身は
人間ですらないよ

2005/09/07 (Wed)

[304] はっきりしない星人
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生まれる前より
死んだ後より
生きている今は
何なんだ

君の中で
存在する僕は
一部で全部で
瞬く間に
何もかもが
変貌を遂げる

繰り返すのか
一回きりなのか
言葉にならない
言葉でしかない
何が言いたいのか
さっぱりだ

君が降りない日
僕は
外見のない中身を
どうにかして
作ろうとして
無我夢中になって
足を描いて
目を点けて
失敗してしまう

何なんだ
何が何だか
さっぱりだ

2005/09/07 (Wed)

[305] くれひねもん
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色んな花が
咲いたから
順番をつけて
楽しみました

奥行のない
中心から
愛を外して
囁きました

天の邪鬼を
逆さまにして
勝った気になり
笑いました

救世主や
独裁者の
首を挿げ替え
遊びました

こんな僕でも
あんな君より
面白可笑しく
生きていけるんだ
ふふふふふ
好い感じ

2005/09/07 (Wed)

[306] ないな
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特に
何も
する気も起きず
唄でも
歌っていた
すると
夢中に
なって
しまった僕を
隣に居た
君はウザイって
ムカついた
そんな事
言われても

歌い続けていたら
ますます
君は
怒りだして
口を閉ざし
眠った
それでも
僕はまだ
唄を
歌っていたかったけど
横になった
全く
眠れそうに
ないな

歌声は
途切れて
君は
背中を向けた
そんな表現も
あると
自分に
言い聞かせても
納得いかずに
頭を
使っては
冴えるばかりで
次の日

なって
後悔する
癖は
相変わらず
治る
気配も
ないな

2005/09/08 (Thu)

[307] 枝の折れた一本道
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どこを向いても
歩いて行こう
そうして僕は
道を一つに狭めた

2005/09/08 (Thu)

[308] ちぢれ毛から始まる恋物語@
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そこの
お嬢さん
落としましたよ

アラ
何かしら
ってアンタ
手に何持ってんねん

何ってコレ
見りゃ分かるでしょ
アナタの
ちぢれ毛ですよ

いや
分からんわ
お前の行動は
公衆の面前で
何言うてくさるねん

いやいや
先程
公衆の便所でね
アナタの
スカートの隙間からね
落ちたんですよ
ちぢれ毛が

いやいやいや
だから何言って
けつかるねん
つか
トイレしてるん
覗いてたんかい
ワレ

そうですね
アナタが
好みの方だったので
つい

お前アタマ
オカシイやろ
病院行けや

可笑しいのは
アナタの
ちぢれ毛の
ちぢれ具合ですよ
ホラ
見て御覧なさい
この
ちぢれっぷり

もうええわ
病院てゆうか

警察に電話するからな
待っとけや

勘弁して下さいよ
ブタ箱の飯は
まずいんで
もう食べたくありません

前科あんのかよ

2005/09/09 (Fri)

[309] 縮れた恋の毛大作戦A
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それより
僕と
踊りませんか

なんでそんな
展開になんねん
強引過ぎにも
ほどがあるわっ

ふふっふー

夢の中でっ

言うてる場合か
アホ
殺すぞ

僕を
脅す気ですか
警察に通報しますよ

いやいやいやいや
通報してんの
ウチやから
何いきなり
立場
逆転させとんねん

それが嫌なら
付き合って下さい

いやだから
意味分からんから
お前

僕にも
分かりませんよ
なんでこんなに
縮れてるのかなんて

もういい加減
ちぢれ毛の話から
離れろや

離れたら
付き合ってくれますか

うんええよ
って
んな訳あるかい

2005/09/09 (Fri)
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