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高級スプーンの部屋  〜 新着順表示 〜


[525] 醜クリーム
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かけていた
音楽も停まり
そろそろ
寝ないとなとも
思っているのだけど
立ち上がれない
そのまま床に
ごろりと
俯せになって
目を閉じた

横になって目を瞑ると
すぐにでも
眠れそうな時は
大抵ベッドから
離れている場所で

起き上がって
歯を磨いて
用を足してと
そうこうしているうちに
眠気は軽減されて
頭が冴えてくる

それが嫌だから
もじもじと
小さく動きながら
時々目を開けて
あと少し
もう少しだけだと
心の中で呟いて
その場から離れられない

このまま意識が
鈍り薄まって
ゆっくりと溶け始め
その場から
居なくなってしまったら

楽観的な不安に
期待も少し寄せてしまい
過剰な演出には避ける

でもそれじゃあ
なあ
無理矢理
頭を持ち上げて
体を思い切り立たせる
寝る前に
いつものコースを
散策して
ベッドの中へ

今日も疲れたな
寝たらすぐに朝
休みも終わりだし
嫌だな
眠りたくないな
眠らなきゃな
眠くないな
眠れないな
何してんだ
どうでもいい事ばかり

入りがけは寒いが
ジワジワと温もりが
伝わってくるし
睡眠には最適だとか
考えてしまう

挙句
さっきあの場所から
動かなかったなら
本当に
絶えてしまっていたかな
そこで
目を開けたら
朝が始まった

あれ
もう
早いな
俺は
まだ
まだ
甘いな

そろそろ起きないとな
もう少し眠りたいな
ベットから出てまで
やりたい事って
なんだろう
それより眠くて
もう一度だけと
目を閉じた

早く起き上がれ
己の甘さに
甘える暇は
そんなには無いぞ

2006/02/12 (Sun)

[524] 前奏はチープかチープな前奏か
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黒の猫はよく歩く
黒も猫もよくある話

くだらない
四コマ漫画のよう
顔を上げて
普段の生活に戻ると
誰も覚えていない
チープな存在は
残らないのに
いつの時代にも
失われない

黒の猫のよくある話
黒の猫のよくある話の
始まり始まり

2006/02/12 (Sun)

[523] 日々是日記
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芽生えたから育てて
咲いたら見せようと
写真撮ったら
魂持ってかれ
枯れた

かなり低い確率で
同じ花を創っても
その他が前とは違う
大差ないなら
変われないな

にっちもさっちも行かず
日記もさっき捨てたんだ
勿体ない
今になって
あまり意味ないな
つまり無味無臭

曖昧模糊なモカ
inインスピレーション
無理なくクオリア
引っ張ってきたって
千切れたりすると
不鮮明

せっかく完成したのに
逃した花は綺麗だった
頭の中で返り咲き

生き方に異義あり
やり方に意義なし
書きかけのスケジュール
予定は未定と
仮定する過程
飛び跳ねたカンガルー

バイリンガルじゃない
リンリンベル鳴る
近隣に気付かれ気疲れ
注意して
アンニュイなサイレント
それじゃ手遅れ
時間が来ても動かない

キリンの長い首洗って
待ってる人の出番は
過ぎちゃって
日の目からも見離された

他にやる事が無いし
日記帳でも
買いに行こうかなぁ

2006/02/10 (Fri)

[522] 続・俗に言う
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TV光ってた
リモコン握ってた
目に見えるものは全て
消去すれば良い
その前にあれこれ
悩む必要あるの

チャンネルを替えるだけ
パチパチパチパチ
チャンネルを替えるだけ
考えるの怖くなったら
悩む必要ないの

隣から聞こえる奇怪音は
機械的で一方的に
接続を強要してくるし

背中のゾクゾク
続々と集まる
頭の冴える瞬間の
自分は情けなく
頭を冷やせば申し訳ない
謝れば済む問題じゃない
そう言った
目が逝ったオッサンを
殴りたかった
でもやっぱりダメだった

その気がなくても
その気にならなきゃ
チャンネルを替える
いつかその日に
落ち着くまで

悩む必要あるの
悩む必要ないの
どっちなの

痛俗小説
読んでる小生
小学生並に
真剣に馬鹿やって
殴られたら
さぞ痛いんだろうな
ぬるま湯に浸かっても
風邪引かない性分で
勝負なんて出来ねぇ
菖蒲湯にも入れ

2006/02/10 (Fri)

[521] ロングインタビュー
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感情移入

入口か出口付近にて

疑ってしまった

耳に戻る音楽

いつもの場所からの合図

また行けなかった

コアラより眠らない

ノミより飛べない

他人のジュース飲んだ

果汁は人による

自分で卵焼き作った

見比べても黄色

劇的に

安静に

優劣に

端はない

真ん中もない

0じゃない

完璧はない

興奮する対象が違う

やってる事は変わらない

項目は正反対

根本的に結果は等しく

最後までまともに

読んだ試しがない

命を以て筆は置かれる

とっくに底を突いている

後は繰り返し使ってる

二十数年の短い

ロングインタビュー

2006/02/09 (Thu)

[520] ちょっと
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人類は爆発だ
誰かに言われた
君の作品は
街角のモニュメント
訳分からない
俺が言ったんだ

緻密で濃密で
餡蜜食べたいな
二酸化炭素過多
型に填まらず
肩凝りがひどい
息がしにくい
21世紀は特に

進歩と調和がテーマ
さて何から始めよう
その前におさらいだ
お前は皿洗いか
小豆も洗ってよ

未成年が煙草吸う
バイトして飲み会で
ビールを一気
補導されたのは
一部の生徒と
ジャニーズだけ

居眠り運転で
小動物撥ねた
徹夜をさせたのは
上司とママだ
窓から煙草捨てた
ゴミ箱から少し
距離あるけど
大丈夫なんだろうか

人を殺さなくても
物を盗まなくても
六法全書は記憶にないし
あってもハメを外す
ダメだって
そこに自転車止めちゃ
ガムや犬の糞踏んだ
あなたは誰を注意するの

あの子が休んだ
今月二度目の生理で
黄色信号足早に渡る
急ぎすぎだって
あれ
昨日の自分じゃないか
あなたが居ない間に
軽くダメ出しされてたよ
それなら僕が居ない時
あなたは何て悪口言うの

人の事って
ちょっとした事でも
軽く腹が立つのは何故
ついつい見えてしまう
自分の事棚に上げて
見えてないフリ
上手だね
ほらまた出た
皮肉だ

ちょっと
あと
もうちょっとが遠い
隣に座っている
なのに溝が深い
思ってるより関係浅い
本音さえも
建前かと疑う
いつからこんな考えに
皆いつからそんな風に

今の懲役×10年で
ちょうど良いんじゃない
かと言って
ちょっとぐらいなら
別に良いかとか
少しだけなら
誰も見てないしとか
俺がやらなくても
誰かがやるとか
私だけじゃない
皆やってるとか
言い訳や怠けも
罪に入れたら
人類皆犯罪者
罰与えてたら
キリが無い
神も見てない
バチ当たりばかり
ちょっとやそっとじゃ
改善されない
ジョークじゃない
浄化して

人類は爆発だ
砕け散って
初めて理解したって
遅い
遠い
あと
もうちょっと
ちょっと退けよ
降りられないだろ
先に入って来んな

傷つくだけじゃない
人は傷つけるんだ
言ってる側から
何してんだ
ねぇ
ちょっと

2006/02/07 (Tue)

[519] しょうがないね
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しょうがないね
勝手に膨らませといて
割れないか恐怖して
何も無かったって
ホッとして
萎んで
つまらなかったとか
抜かすんだ

面白そうな予告編
化け物が撮った
ファンタジー映画に
期待する青年
字面だけだと
パッとしないね
劇場に足運んで観ても
字のごとく
衝撃は何者かによって
吸収された模様
でもさ
ありゃないなとか
俺が言うな

表現を規制する自由を
我に与えたら
とんでもなく普通に
変哲もない日記が
全世界に公開
題名は「生き恥」

怒られても
笑われても
見損なったって
言われても
勝手にするから
悪いんだ

しょうがないね
生姜無いね
別に要らないね
牛丼屋にて
発言した途端
破綻してバタンと
倒れた青年
化け物も
ファンタジーも
壊れて消えた
生き残ったのは
第三者と化した俺か

もうそろそろ
布団から出ないと
夜更かしするから
しんどくなるんだ

しょうがないよね

2006/02/07 (Tue)

[518] 人に
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人に会わないと

人に会わないと


雲一つない曇り空より
どんより曇る
今日の空の方が
青さ少なめだし
幾らかマシだし


人に会わないと

人に会わないと


対人強度偽装したって
パソコンの前じゃ
無意味で皆無です
対人恐怖と強迫観念が
交互に脅迫してくるけど
タイ人カレー食べてでも
立ち向かわなきゃ
外に出ないと
でないと俺


人に会わないと

人と合わないと

人に会わないと


音楽聴いても意味ないよ
言葉遊びも意味ないね
人に会わなきゃ意味なんて
会いたい人が居ない日も
人に会わないと
会いたくなくても
相対しないと
会わないに慣れて
会えなくなるから


人に会わないと

人に会わないと


人に会わないと
俺に意味あるの
似合わない努力も
必要かって
必要とされなくたって
人に会わないと


人に会わないとな

2006/02/06 (Mon)

[517] 一杯の紅茶
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紅茶の殺菌作用で
こんな僕でも
死んでしまったら
ひどく悲しむ人が居る
一気に飲んだら
火傷した
君を困らせたい
精一杯の生命体

原色が混線する
カラフルな夜空
月の隠れた夜に
見つめ合う
上の空の彼
怒る彼女
謝る僕
許さない君
笑ってキス
こんな日は来ない
今からじゃ遅い

最近の流行
精神的な弱さ
実は全人類がそう
昔ながらの
似通った症状
それぞれ別の
名前を付ける
薬の種類
本当は一つ
気休めにかける言葉
更新するのに忙しく
予約したのに
待たされる

原色が混線する
カラフルな夜空
月の隠れた夜に
見つめ合いたい
見つめ合いたい
貴女に会いたい
見つめ合いたい
貴女は居ない
愛し合いたい
そんな日は来ない
今更で遅い

紅茶の殺菌作用で
こんな僕でも
死んでしまったら
ひどく悲しむ人が居た
一気に飲んだら
火傷した
君を困らせたい
精一杯の生命体

2006/02/06 (Mon)

[516] これはアリスです。
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溢れる言葉
まとまる前に
凝固して
詞にならない

君が好きだ
君が好きだ
愛してるんだ
君が好きだ

彼女の戯れる甘い詩
その一節を
コピペして使用
素直に喜んだ
貴女に微笑んだ

溢れる言葉
あまりに多すぎて
タイトルが
追い付かなくて
無題のままで

彼女の戯れる甘い詩
その一節を
コピペして乱用
素直に喜んだ
貴女に微笑んだ

自分の気持ちは
其処には無いよ
幸せは
合わせ鏡の見せる
稚拙な幻

君が好きだ
君が好きだ
君とは物だ
君が好きだ

君が好きだ
君が好きだ
素直に喜んだ
貴女に微笑んだ




2006/02/06 (Mon)
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