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高級スプーンの部屋  〜 新着順表示 〜


[285] 不発少年
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ナイフを持って
立てなかった

昼休み
廊下を歩いていた
気付かれるように
皆を見ていた
遊びに夢中になって
誰も見向きもしなかった
この廊下だけが
僕の居場所だったのに
なんだか居心地が悪い
飛び降りようかな

どのグループにも
溶け込めず
自分から
孤独になったのに
友達が欲しいと叫んでる
声にならなくて
机に頭を埋め込んだ
どうしようもない奴だ
助けてくれよ

家に帰って
密林の唄を聴いて
ニヤけて涙を隠した
親にも話せない
歪んだ気持ちが
悶々と膨れ上がるばかり
導火線に
火を点ける前に
今日も一人眠ったよ
なんだかな
何もせずに
また一日が過ぎた

話かける前に
自ら皆を遠ざけた
そして廊下から見てた
それ以上
何もしなかった
殻を破く努力もしないなら
爆発なんて
無理に決まってるだろ
ポケットの中
握った拳
結局、空っぽのままだった

不発のまま春が終わる

それから
十年の月日が流れ
僕は此処に立っている
もう戻れない
あの頃を思うと
今も変わらず
もどかしくなる
大切なもの
届きそうで
手を伸ばさなかった
臆病な少年時代

不発のまま幕を下ろす

2005/08/08 (Mon)

[284] さよなら人間、明日まで改
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優しさは
ズルさだって
どっかで気付いてんだろが
僕ら共に騙される
その居心地の良さに
どれだけ賢くたって
これじゃまるで馬と鹿だ
そんなに甘くないから
高波が押し寄せる
それでも気付かないで
バカみたいに
じゃれ合ってる
この世が閉まるまで
時間を延長し続け
夢ばかり見てる馬と鹿だ
誰が何て言ったって
最初から何も
変わりゃしない
事態は悪化してゆく
誰にも止められない
混乱そしてショートして
今夜も踊ろうよ
馬と鹿の狂喜乱舞で
ランデブーさ
さよなら人間
高らかに呪文を唱えるぜ
ンーボゲナハンープス
運命はインチキだって
君の耳元で囁いたら
いつもとは違う
妖艶な夜を
過ごせそうかい
また一つ嘘を重ねて
繰り返し唇もね
フライハイバタフライ
馬鹿蝶だぜ
キまってるだろ
無駄な足掻きだって
バカにされても
どれだけ貶されたって
見えない蝶とか
追ったり追われたり
僕だって
悩んでるんだぜ
スゴイだろ
誉めてくれよ
それが優しさってもんだ
違うか
もう何にも聞こえねぇよ
手遅れだバカ
夢からオチずに
終われたら
救われなくても
ハッピーエンドなのに
僕らのリアルは止まらない
自力で走れ

2005/08/07 (Sun)

[283] 元気ビリビリ
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言われてみれば

ぼくらは電気だ     
それならビリビリ

みんなに元気を

流そうじゃないか

それそれビリビリ

やれやれビリビリ

ビリビリビリビリ

元気が走る

ぼくら電気は活きている

2005/08/06 (Sat)

[282] 元気ビリビリ
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言われてみれば

ぼくらは電気だ

それならビリビリ

みんなに元気を

流そうじゃないか

それそれビリビリ

やれやれビリビリ

ビリビリビリビリ

元気が走る

ぼくら電気に活きている

2005/08/06 (Sat)

[281] 裏の裏の裏は裏目かな
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何手先まで読めば
君の悩みが
カチリと解除して
扉は開くのか
深読みしすぎて
眠れなくなる

パチリと
目を開けると
傍らに
朝が立っていて
僕を無理矢理
連れていく
見飽きた
ドアの向こう側に

識ってしまえば
興味を忘れてしまう
だから知りたい
モヤモヤを
吹き飛ばす為にも

君を超えて
何処に行くのか
星に従い泳いでく
韻を踏んで
旋律を生む
僕の有無を描き鳴らして
果てまで行こう
そうだ
そうしよう

出口から吹き出す
あの煙の正体すら
分からないのに
君の扉を開くなんて
突拍子も泣く無理な話だ

だから僕は今日も
玄関を
開け放っては
今朝見た未来とは違う
明後日の方向へ進むんだ
自転車や
徒歩とかで

進めのススメ
ゴーイング我が宇宙
の裏の裏の裏まで行こう
そうだ
そうしよう

2005/08/06 (Sat)

[280] COOL美図
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風景さえも殺された
心損ない
自ら自らを放り出し
冷たい地面に耳を当て
微かな蟲を体内に這わせ
独りじゃないと
自身に言い聞かせた
ヒトリアソビに酔い痴れて
更ける夜の下
群がる闇に貪られても
痛みはスデに
感じ亡くなって

本当かどうか
分からないが
地獄には何も無い
天国にも何も無い
心此処で満たすしか
僕らに望みは無いらしい

根も葉もない世界に
浸かっていると
体中から
ドス黒い色の煙が
どんどんどんどん
漏れだしてくる
視界に広がる殺風景が
真っ黒になるまで
もしくは煙が薄まって
何も出なくなるまで
いつになるかは
分からないけど
それが終わりなんだろう
ぼくの終わりなんだろう

孤独に感じる光景が
美しいと思うなら
幸せに病むの
止めなよ
振り返った先にしか
笑顔は無いのに
前を向いて笑えと言う

再生して
破壊して破壊して破壊して破壊して破壊して破壊して破壊して破壊して破壊して破壊して破壊して破壊して破壊して破壊して破壊して破壊して破壊して破壊して破壊して破壊して破壊して破壊して破壊して
消滅して
再生して
輪廻して
もう一度
君に出会って笑うまで
振り返らずに笑うなんて

2005/08/04 (Thu)

[279] 歌声、幽かに
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造り物の花の種
懲りもせずに買ってきた
愛や勇気が咲くらしい
三日と持たずに
飽きたから捨てたけど

望んで君に
僕を委ねれば
幻想的な思考で
お空を飛べる気がした
所詮夢物語
出来っこしない
お話の続きめくるのを
早々に諦めたから

当て嵌まる項目に
マルをせず
無難な選択をした
間違ってるのに
平気な顔して笑ってた
怖くなるよりマシだから
欲しがっては
捨てていたんだ

必要なモノが無くても
やっていけるよ
その場その場で
はしゃいでいれば
笑ってられるし
容器はカラのままでも
膨れた気分さ
正しい朝が来るまでは

自分を外して
おやすみなさい
そうやれたら
どんなに楽か
誰に何を言われても
結局、僕は
他の誰でもないのか

雨が止む
静けさが走る
余韻の要因の断片を
拾いに行った日
見つけた幸せの花の種
高まる気持ち抑えられず
水をやりすぎてしまった
面倒なので
その他、に捨てた

信仰心の浅い僕が
どれだけ歌を排他って
君には追い付かない
届かない
分かってる
そんな事

けれども僕はまた育てる
懲りもせずに
何度も何度でも
咲かない花を咲かせる為に

歌声、幽かに鳴り響かせる

2005/08/02 (Tue)

[278] 手に入れない
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掴んでみれば
ただの石コロ

だから見てた
遠くから見てた

輝きを失わないように

2005/07/27 (Wed)

[277] 僕は自殺をよく知らない
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交差点の途中で
楽しげに笑う人
自分達とは
どこかが違うと
白い目を向ける人々
見えない枠組みで
グループ化され
格差が生まれる
初期設定では
対等じゃなかったか

僕の感覚が
狂っていると
指摘された
君との感覚の
ズレを無くして
摩擦の起きないよう
ココロを動かされた
音を立てずに
何かが崩れた

あまり知らずに
僕は笑い
あまり知らずに
君は泣く
あまり知らずに
僕は悲しみ
あまり知らずに
君は喜ぶ

進んでいる
遅れている
正常はいつも一つだけ
残りの全てはオカシイ
修正してもキリがない
この狂いを無くすには
電池を抜くしか

コンセントに繋いで
立ち上げた世界は
命を切る為に在るのか
その仮定で悩むのは
無意味なことなのか
なんだかとても
胸の辺りが
苦しいけれど
それも
無駄でしかないのか

2005/07/26 (Tue)

[276] 天然パーマのテーマ
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ボ〜クはくるくる
頭がくるくる
くるくる天パの
くるくるパーだよ
なんだかくるくる
いつでもくるくる
縮れているよ
クセ毛じゃないよ
クセ毛じゃないの
天然パーマさ
パーマ代とか無用さ
ストレートが敵さ
なぜストリートの
ストレート野郎達は
わざわざ
パーマとかかけんの
俺達天パ族への
当て付けなのか
涙が出ちゃう
恥もプライドも捨てて
縮毛矯正で強制的に
脱くるくる目指す
俺達天パ族への
当て付けなのか
涙は捨てた
鬼になりきるぜ
雷様ぐらいの
くるくるパーマに
なってやるぜ
ボ〜クはくるくる
雨の日くるくる
朝からくるくる
湿気にゃ弱いぜ
寝グセがひどいぜ
爆発コント直後みたい
それでもいい
そのまま学校や
会社に行けばいい
君だけのスタイル
爆発イコール個性さ
芸術は爆発だ
俺の頭爆発だ
誰かに何と問われたら
言ってやれ
例の決めゼリフ
「ん?これ?あぁー
 無造作ヘアーだよ」
しれっと
言ってやれ
アレ俺どうした
もう流さないと
決めたのに
目から汗が
溢れちまうよ
チキショーめっ

天パ最強伝説
ここにあり


2005/07/26 (Tue)
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