詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
強く抱きしめても
いつか終わるから
君の首を絞めても
僕は続くから
本当の自分に
気付いて欲かった
でも言わなかった
遠回しにして
放ったりはしたけど
言えなかった
頭の中で犯した
僕の罪を
償うには
君を失う以外に
方法が見つからないから
強く抱きしめても
いつか終わるから
君の首を絞めても
僕は続くから
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神様は平等なのか
考えても
返事はないよ
この道が
間違っていると
信じて
歩いてきたんだけど
不安になって
何度も後を振り返った
考えても
考えても
分からないから
僕は
分かったフリをして
皆と笑ったんだ
そのあと
一人になった時
寂しくて
立ち止まって
また考えた
もしも
この道が
正しいのなら
取り方一つで
色々な僕が出来上がる
そんなの嫌だ
神様を出し抜く
力が欲しい
何も考えずに
信じた道を
誰もしらない
未知の世界を
歩けるような
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影に引き込まれる
誰かの詩が好きなのは
僕が幸せだからか
これ以上
何も望まなければ
君と笑っていられるのに
両手に抱えるものを
手放したくなって
離せなくて
思い悩む事は
愚かだと知っているのに
汚れた壁に隠れ
繰り返し
誰かを閲覧して
気持ちを暗くする
どんよりと曇る
影の下には
僕の入る余地など
在るハズも無いのに
重なっていれば
今を忘れて
誰かに溶けて
分かりあえる気がして
止められない
僕は幸せなのか
俺は
お前より
幸せだと感じたいだけだ
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能無し用無し
呼ばれた脳内
暴漢と言われ
全裸で全力疾走し失踪
捜索願いは創作で
無事生還しても
誰も歓迎してくれぬ
搾り出した詞
絞り出した声は
声にならぬ声で
発狂寸前
失禁寸前
夢みたいな日々
乙女チックな憂鬱を
吹き飛ばすよな
風になりたくて
寒空の下
今日も
疾風のごとく
真っ裸でマッハで突っ走る
暴走妄想の果てに迷走
瞑想しながら爆走
逃走する言葉達と
闘争し抗争し
好走し構想し
想像し創造し詞にする
インディーズシーン
駆けずり回り
僕は一人
一切れの未完な詩を
蜜柑のよに食べて
夜も眠らない
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気持ちはとっくに
離れているのに
君はいつまで
其の場所に居るの
扉を開けたら
帰れなくなる場所だって
思って怖くなって
部屋の中で
走り回っても
逃げられないよ
確かに居心地も良いし
楽にもなれる
でも
楽しくないんだろ
あともう一回が
何度も続いて
結局抜け出せなかった
安らぎを求めて
辿り着いた
其の場所も
今じゃ
錆び付いたカラダが
一つだけ
旅立つ勇気は
孤独に耐える
哀しみにも似てる
決めるのは
君だけだから
僕はもう行くよ
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夢の引力に惹かれて
表れたのは本物の
僕
とっても邪悪で
凄く幼稚で
見る度に不快になる
自分しか
愛せないのに
自分すら
嫌になる
砂場で遊ぶ子供は
悪魔の化身で
僕を指差し笑ってる
泣きながら怒って
目が覚めて
ついてた汚れを
パジャマで拭った
涙と一緒にね
光を浴びたら
いつもと変わらない
正常を始めましょう
さんっ
ハイッ
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愛する気持ちが
等しかったなら
幸せにも
なれたのになぁ
君の気持ちより
僕の気持ちが
少し軽かったから
上手くいかないのかな
大好きって
どれくらい相手を
好きになった時に
使うんだろ
愛するって
何だよ
いくら抱いても
分からなくて
一人ぼっちが楽になる
愛しい気持ちが
等しくなければ
幸せになんて
なれないんだね
あ〜あぁ
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今スグ
買わなきゃ
リアルじゃ無くなる
という妄想
手に入れたものは
押し入れに直行し
過去になりゴミになる
後は振り返らない
綺麗さっぱり忘れて
ジタバタ ドタバタ
自分を揺らす
覚めない日々に
潜む未来
クライマックス間近で
撃たれそうになって
布団に隠れて
怯えた夜
あの頃
僕は
終わりと始まりを
予感して
真夜中も朝も昼も夕方も
姿形が変わってた
幻と現の境目で
大人にも子供にも無い
気持ちに捕われて
掻き乱されながら
光より速く
生きたがった
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震える声 震える体
今年初めての 雪が降る
こんな夜更けに 君何思う
呼ばれて来た 僕を見ずに
白の向こうばかり 気にしてる
夜が曇り 夜に迷う
それでも明るい この町で
また降り出した 雪の中
君の手を握り
君を見つめる
それでも君は
白の向こうばかり 見つめてて
降り積もる雪 募る想い
夜と雪 黒と白の境界線
月明かりの下 灰色に光る
雲のように 浮かぶ二人
気付けば君は
僕を見て 笑ってる
白の向こうの
暖かい未来でも
君と僕は 溶けないで
残っているの