詩人:重夏 | [投票][編集] |
見て来た景色
触れて来たもの
歩いて来た道が
重なり合うことはないけれど
これから
見てゆく景色
触れてゆくもの
歩いてゆく道を
君と重ねてゆけたらと想う
君と重ねてゆきたいと想う
だから
どうか一緒に
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私達は
始まりの色と
終わりの色
まったく同じ色で
終わることなど
出来ないのでしょうね
少なからず
自分色でない誰か色が
今日も”私”に深みを
与えてくれているのでしょう
そう想いながらも
私も”誰か”に
自分色を落として
いるのかもしれませんね
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この風
君に吹いた風なのかな
この風
君を掠めて来た風なのかな
この空
君も見ているのかな
この空のあの雲
今日君も見たのかな
冬空の下
想うことだけなら
許されますか?
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”後戻り”という言葉を
今日捨てようと思います
ここに置いてゆこうと思うのです
明日から前だけを見て歩けるように
”後戻り”などという言葉
初めから知らなかったというように
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目眩がしそうなほど
果てしないこの道に
私は
どれほどのモノを
拾い集めてゆけるのだろうか
どれほどのモノを
落とし失くしてゆくのだろうか
そして 何より
どんなモノを私は
自分の意思で置いてゆくのだろうか
詩人:重夏 | [投票][編集] |
”ありがとう”を
何度言えたかではなく
”ごめんね”を
何度言えたかではなく
”さよなら”を
何度言えたかではなく
相手の心に何度触れることが
出来たか、ではないだろうか