詩人:重夏 | [投票][編集] |
声もなく 泣いた日々
それでも 貴方が
愛しくて仕方がなかった
指の隙間を溢れ落ちる記憶
砂時計のようにさらさらと
少しずつ 少しずつ
今やっと
ようやく私から遠ざかる
これが本当の
さようなら、なのですね
さようなら
詩人:重夏 | [投票][編集] |
答えはもう
見えているのだろう
だけれど
私達 気付きたくなくて
解らない振りをする
目を背けて触れ合って
だけど
心には触れ合えない
何度も重ねた言葉すら
今では輝きを失って
零れ落ちて行ってるものにさえ
もう 気付けない
上塗りにしていく 現実
灰色の笑顔
きっと もう 戻れない
あの頃の二人には
色彩を失した二人には
もう何も 描けない
詩人:重夏 | [投票][編集] |
言葉を拾い集めて
貴方に渡す
時々
渡し間違えたりしてはいないか
貴方を傷付けたり
哀しませたりしてはいないか
とても心配になるけれど
貴方はいつだって
笑顔で受け取ってくれる
そして温かくて 優しい言葉を
たくさん手渡してくれる
ありがとう
そんな貴方が
大好きだよ
詩人:重夏 | [投票][編集] |
大切なひとだから
大切過ぎるひとだから
時に手を離す覚悟も必要で
そしてそれは
想うからこそ見せる
私の最後の誠意でもあって
時間はあまりにも無情で
儚いものだけれど
いずれ選ぶであろう貴方の答えが
どんなものであったとしても
私はちゃんと受け止めるよ