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孤 花の部屋  〜 投稿順表示 〜


[92] train sick
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毎日
毎日
毎日
毎日

電車に揺られて

このまま何処かへ行ってしまいたいとさえ思うのに

しっかり同じ駅で降りている

終点は人が溢れかえる場所

逃避の道は長くは続かない


ゆらゆら揺られて

毎日
毎日
毎日
毎日

同じ場所へ

日常は日常でしかない

わたしの現実は小さいから

忙しさに追われて夢をみることさえ忘れる

最近は綺麗なものを目にしていない

綺麗な想像も描けない

日常は日常でしかないから

毎日
毎日
毎日
毎日

電車に揺られて

行って

帰って

今日は何を得てきたのだろう


2009/01/21 (Wed)

[93] 小さく強く暖かい
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良いことが一つ

ありました

とても可愛らしい笑顔と一緒に

小さな小さなプレゼントを

もらいました

それは私をそっと撫でました

ヒリヒリのハートを包みました


良いことが一つだけ

ありました

小さな手で描いた

名前入りの私の絵

はにかみながらくれたのです

優しい気持ちになれました


冷たい風も今ならね

私の心にまでは届かないな

そういう風に思いました

2009/01/22 (Thu)

[103] みんないってしまう
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どこから来たの


泣いていたの? 

笑っていたの?


今となっては知ることは出来ない


本当の名を呼びたかった


どこへ帰っていったの?


君が刻んでいった想いに

今日も誰かが訪れる


その

熱は決して絶えないから


わたしは静かに

君の姿を

思い浮かべる

2010/02/13 (Sat)

[109] いつかの少女みたいに
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いつか唄った歌みたいに

軽ろやかで

無邪気で


柔らかい羽に包まれて

甘いお菓子と

可愛いお人形と

着飾るための

お洋服にアクセサリー


頭の中はそれらで一杯で


あとは

大好きな人が居ればそれだけで良いって


どこか夢心地で


それは今も



どこかにあるの

2009/01/21 (Wed)

[114] ユメ
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確かに貴方は居た


頭を撫でて

優しく微笑んだ

誰かが嘘だというなら

私が目を開けてみている世界こそ

嘘ものだ



なのにだんだん思い出せなくなってゆく

交した会話のひとつさえ


ただ貴方の顔だけ


離れない



2004/11/05 (Fri)

[116] 十五才
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あの頃にもどりたい

あの頃がもどりたい

私の所にもどりたい

私に追いついて

私を救いたい

私は逃げたい

来ないでください みんな みんな

2004/07/14 (Wed)

[118] リトルスター
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あの子達に何を教えられただろうか

きらきら煌めく星達に



不安定な味でいびつな形で

どっしり重くなったり

ふわりと儚くなったりする

あの子達に



ごめんね

何もあげられてないかもしれない


ただ願っては駄目かしら?

願わずにはいられないから



あの子達の煌めきが永遠にあること

あの子達の笑顔が壊されないこと



出来ることなら何でもする


地上に落ちて来そうなら

うんと押し上げてあげたい



いつも想ってる


だから見上げるほど高い位置に


いつかきらきら輝いてください

2004/07/21 (Wed)

[120] 最終列車
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このリュックに詰めて 

丸ごと届けられるかしら

揺られ 

揺られて

真っ黒な車窓に映った

自分の顔を確認しながら

だんだん明けていく夜

朝靄は不安色

揺られ

揺られて

終点まで

想いを運んで


リュックに詰めて

丸ごと届けられるかしら


2004/07/27 (Tue)

[122] 日の出
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貴方が本を読むから
私も本を読みます

貴方が波乗りをするなら
出来ない私はピアノをひきます

貴方が仕事をしている時
私は料理をします

貴方が物思いに更ければ
私は貴方を想います

夜は更けていくのに
私は眠れず携帯を握って
返らないメールを待っている


日の出が見たいと言った

貴方の口もとを思い出しながら


2004/11/05 (Fri)

[123] ミリメートル
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少しの期待を

少しずつ長引かせていく


辛い気持を抱えても

辛いと考えないようにして


嬉しい事があっても

本気で笑えない


なのにおもいきり喜んだふりをする


そして不安が残って

その気持を不安と思わぬようにしてみる


そしてメールが届くと

また少しだけ

期待と言う名の線を伸ばす


少しだけ


2009/01/22 (Thu)
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