ホーム > 詩人の部屋 > 孤 花の部屋 > 投稿順表示

孤 花の部屋  〜 投稿順表示 〜


[213] スペシャル
詩人:孤 花 [投票][編集]

ああ、そうか

特別な人なったね

私にとって


ゆるやかに

効いていく

薬みたいに


あなたといると

苦しみも溶けていく


ただ、ただ、

幸せ


するりと

私の心に入り

ぴったりと

型にはまった


あなたは

間違いなく

もう一生忘れられない人になる

2009/03/01 (Sun)

[214] 蝶とカマキリ
詩人:孤 花 [投票][編集]

優しく

強引に

器用な手つきで

素早く私を抱きしめた


何かを考える間もないまま

気付けば腕の中だった


お腹の中を

優しくえぐられるような感覚



あなたの隣で

いつもあなたに

欲情して



欲しいものは

違うの、

かすれた声が

届くはずがないのは知っていた



欲しいの


欲しいの


違う


悲しい


ズタズタよ


痛い


痛い



スキ

2009/02/02 (Mon)

[215] 
詩人:孤 花 [投票][編集]

一日のうちで


いちばん長く見ているのは


電話とクマとカレンダーの向こう側の


左の手



隙間からちょっとだけ見える


あなたの手



考えてるんだなって


焦ってるんだなって


ほっとしてるんだなって


手を見れば


なんとなく分かるんだもん



私の席からしか見えない


電話とクマとカレンダーの向こう側の



いとおしい手

2009/02/05 (Thu)

[216] そんな気持ち
詩人:孤 花 [投票][編集]

憧れだけじゃない

大切と呼ぶには

距離が遠すぎるけど

愛しい、までは

時間の問題


ちっぽけなことを

貝殻を一枚ずつ集めるみたいに

大切に数えて


例えば

ほら、こうやって見つめれば

あなた照れ笑いするでしょ


そのはにかむ顔を

そっと拾って

大事にしまうの


自己満足だと

自覚してる


それでも

手を伸ばしても

届かない私には

切ないよりも嬉しいが勝っちゃう


そんな気持ち、

大好きで伝わりますか?

2009/02/23 (Mon)

[217] ぎんのわ
詩人:孤 花 [投票][編集]

きらりきらりと

ひかるぎんのわ


なげたボール

ぜんぶひろって

なげかえしてくれる

あなた

ほんとうに

優しい


何をなげたら

だめというのか

わかってるから

ここでちいさく

弾むだけの

きもち


わたし

いつもひとり


ぎんのしるしが

きらきらひかる度

わたしのしらない

きれいな

ふたりの思い出



いつまでも

どれだけ

想っても

2009/03/01 (Sun)

[218] 恋してる
詩人:孤 花 [投票][編集]

恋に恋してると言われても良い

それでも私は恋をしている

それは何よりも確かで

揺るがない事



私恋をしてる


凄く久しぶりに


彼のことばかり一日中

何と向き合っていても一日中

彼が浮かぶ


漲る力も彼のおかげ

切ないことは考えないように


ただこの事に

ただ感謝している



恋をしている事


彼と神様に

ちょっとだけ

感謝してる


ううん、

凄く感謝してる



2009/04/21 (Tue)

[219] 大切なものを失った日
詩人:孤 花 [投票][編集]

大切な人を失った


人のいい笑顔は

また明日には

会えるけど



これからの人生で

私にずっと

あるものだと

信じ切っていたのに


これじゃ、切ないだけじゃない


あなたは生きているけど


私は死ねずに

ただあなたを変わらず大好きだよ

2010/11/14 (Sun)

[220] 送れないメール
詩人:孤 花 [投票][編集]

ヒヨコと
ネコと
リンゴで
毎日気持ちを伝えていた頃

突っ走らなくても
不思議な自信で
ゴールが見えてた


君は優しい笑顔で
私のところにやってきて
まっすぐに
色んなものをくれた


いつからかな
君が
悲しくて苦しい顔をするようになったの

私が
泣いてしまうようになったの


手をつなげば通じ合っていた気持ちが
伝わらなくて
お互いに寂しい思いをするようになったの


好きなの

好きなの

君は
私のパートナー

私は
君のパートナー

そうじゃなくなって

本当にいいの


神様教えて


私は

世界で一番愛しているのです

2010/11/14 (Sun)

[221] こたえ
詩人:孤 花 [投票][編集]

どんなに

正反対の方向をみても

答えは一つだわ

今はまだ




あの日から

がむしゃらに

あなたから離れる努力をして


結局

結局


分かっていたとしか

いわざるを得ないほどよ



はっきりとした答えが

あなたを見ていると


溢れていくから




否定しなくてはいけないその答えに

正解のまるをもらっても

戸惑うだけだ



だけど別の答えも

出したくないの



本当は


紛れもない


溢れていく答えを


胸に抱いて


生きられたらいいのに

2013/06/23 (Sun)

[222] 結末の直前
詩人:孤 花 [投票][編集]

あなたの手がグーパーグーパー

引き寄せられて

当たり前のように歩幅を合わせて

そこからつながったはずの

周囲の笑顔の渦と

想像もできないような

慌ただしい毎日と

数々の築き上げただろう思い出



時はさらに遡り

あなたはきつく私を抱きしめ

私は決心をした

それは確かな

素晴らしい光で



何を間違えて

何を断ち切ってしまったのだろう

後悔を重ねても

2度と戻らなかったのが現実だというの



今まさに

信じがたいタイムリミットが刻々と近づいていて

私の心は優しく二人の気持がリンクした

あの日のまんま




伝えることも

どこかに散って行ってもらうことも出来ないこの気持ちを


抱えて生きていくには

あまりにも

あまりにも


あなたは私につながりすぎていたよ


2013/09/10 (Tue)
103件中 (91-100) [ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 >> ... 11
- 詩人の部屋 -