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孤 花の部屋


[158] 意に反して
詩人:孤 花 [投票][編集]

まるで

君はまるで

大事に

大事に握り締めて

手を開くと

小さく

小さくなっていた氷だ


もう少し時間が経ったら

跡形も無くなってしまうかも知れないんだ


大切にし
いとおしんだ

君は何処へ

何処へ行ってしまうんだろう


僕はしっかり握っていたのに

大切に

大切に
握っていたのに

2008/05/14 (Wed)

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