ばいばい されちゃった


自業自得なんだけど



信じられなくて

夢か現実か

わかってなくて


まだ涙が

でてきてくれないんだ



君に聞きたい

ホントに終わったの？


22年生きてきたけど

君といた３年の記憶しか

ないんだけれども

もーいいかい

まーだだよ


もーいいかい

もーいいよ



探していたモノは

アタシの中


アタシのお腹の中



こんなに早く

見つかっちゃったよ



今度はアタシが

隠れる番だね


もーいいかい

まーだだよ


もーいいかい

まーだだよ




ねえ
もーいいかいって
聞かないの？

もーいいよ？


探しても　探しても

どこにもいないよ

隠れてる間に



そう

いなくなっちゃったの



君との愛の証は



最初に神様が隠して

次に隠したのは

そう

アタシ



だって

他の人に

見つかっちゃダメだから

おぎゃーって泣いたら

見つかっちゃうよ


だから

隠したんだよ




また今度

遊びにきてね



今度はちゃんと

ママが愛してあげるから



顔も体もまだない

それでも

かわいい かわいい


アタシたちの 宝物

みんな帰った教室

黒板の右下のすみっこ

明日の日直


君の名前と私の名前

やっとまわってきた
この日が


嬉しくて愛しくて

こっそり見にきたんだ


自分の席に座って
見つめた

２つ斜め前の君の席


今日の夜は
お肌の手入れを念入りに
明日は早く起きて
シャワーを浴びて
髪をといて…



廊下から聞こえる
２つ溶け合う
楽しそうな声

耳を澄ますと
君の声

もうひとつ…
あの子の声



バカみたい
バカみたい

知らなかった




私は初めて
学校を休んだんだ

私の全てをつつむ君の手
今も今までも
これからも

ねぇそうだよね？


真夜中のドライブ
朝日を待つ車の中
「寒いね」って
白い息と同時に

「はい、どーぞ」って
渡した自販機のホットココア

「ありがとう」
君は細い目もっと細めて
両手で握りしめた


３度目の冬なのに
見とれてたまらなかった

「ほら、あったまったよ」
君の手が私の頬に触れる

くすぐったい



５０年後も
ずっと君を愛してるよ


どうかこのまま
夜が明けないで

君が好き

君が好き



好きすぎて 好きすぎて

君を１人置いていくのが

どれだけ辛かったか


決められた期間の

遠距離恋愛


１０ヶ月なんて

あっという間さ


ほらもうあと半分



「そんな簡単に
　言わないで」

「その５ヶ月が
　どれ程辛かったか…」

君はそう言うよね



ばか！

あたしだって…

強がってるだけだよ…





たくさん歌を聴いたよ

遠距離恋愛の曲

探してきては

ダウンロード


イヤホン繋いで

君の手紙を読み返す

愛してるの文字に

雨が降る



どんな名曲の
歌詞よりも

君が綴った言葉が

一番アタシを
泣かせるの


どんな名曲の
メロディーよりも

君の愛してるの一言が

アタシの心を
キュンとさせるの



薬指の指環が

日に日に輝きを

増していく



それは

君に会える日が

近付いているから

あと少し…

あと少しで

君に逢える


何ヶ月振りだっけ？


逢ったら何話そう？

照れちゃうね



１日１日

近づくたびに

逢ったときのこと考えて

にやついちゃうんだ


バカだよね



でも

どれだけ待ちわびたか…


早く君を抱きしめたいの



苦しいね 遠距離恋愛

僕も君と同じなんだ



君のことを想うと

涙が出ちゃうのは




僕も君と同じなんだ




君が好きで好きで

どうしようもないから





僕も君と同じなんだ




今君にものすごく

逢いたいのは




だから僕と君は

同じなんだ

お弁当作って

駅までおしゃべり


いってらっしゃい

電車のドアが閉まって

見えなくなるまで

手を振り見送る



そんな朝が

いつしか日課になってた


昼休み

お弁当おいしかったよ

ありがとう

どういたしまして

そんなメールも

アタシの支えになってた



仕事終わったよ

今から帰るね

おつかれさま

気をつけて帰ってきてね


そんな普通のメールも

君への気持ちを募らせた




いつもの当たり前が

もうすぐ

当たり前じゃなくなる



ねえ


毎日逢えないのって

どんな感じかな？




毎日君を見送る

アタシだけど

もうすぐアタシが

見送られる番なんだね




ねえ

見送られるのって

どんな感じなの？




見送るのはね

とってもとっても

寂しいよ…

指折り数える

残された月日



君と手をつなぎ

時を忘れる



浜辺から眺める

幾千万の輝きを



このまま君と

何もかも捨てて

何もかも忘れて



なのに

「どれだけの電気代

　かかってるんだろね

　エコじゃないよね」


なんて現実的に

こぼしてみたり



ねえ

いまここに輝く光を

全部数えてみせるから


その分だけ

君を愛してると言ったら

君は信じてくれるかな


君に伝わるかな



夢と現実の狭間で

揺れる２人の想い



あと少し

２人に残された時間



もう少し

２人寄り添える時間

増やしてください



神様

アナタが見てるのなら



世界一幸せになんて

しなくていい


世界一不幸でもいいから

この人と一生２人で

いさせてください



聞こえていますか？

神様

分かるの


アナタが

遠ざかって

いきそうになる度に


自分がコワレテいくのが




ヤメテ


ヤメテ


誰もアナタに

近づかないで




ヤメテ

アタシ以外に

笑わないで




アナタがいなくなったら

アタシは…