詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
ヘトヘトの身体も
擦り切れた心も
優しく受け止めて温めてくれる
甘い夢へと誘い
明日も頑張れるように
記憶と忘却を手助けしてくれる
今宵もその胸で私を包んで
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気分を変えるためにカタチから変えてみる
哀しい暗い気持ちを
長い髪と一緒にバッサリ切るとか
黒ずんできた筆箱を
明るい色にして少しでも勉強にやる気をだすとか
カタチだけ変えても,,,と言う人もいるけど
確かに根本的なことは変わっていないかもしれないけど
気持ちを切り替えることはなかなか難しいから
まずは変えられるところから
変えやすいところから変えるのも
有りだと思わない?
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歳を重ねて
時の流れが早く感じる
1ヶ月を思い返すと
記憶があまりにも曖昧で
自分の脳みそが不安
そういえば
感情が伴う場面がどれだけあっただろうか
疑問が浮かび胸に問う
仕事のせいにして心を閉ざしていた自分
不安視しなければならなかったのは
記憶力ではなく人間力
感情が記憶を作り
感情が人生を豊かにする
そんな気がする
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人形を飾って
ぼんぼりに灯りをつけて
将来の幸せを願っていた
幼い頃思い描いていた幸せって
結婚することだった気がする
幸せにもいろんな形があるって思いもせず
笑って過ごす毎日は当然だと勘違いしてたっけ
今はもう人形は飾らないけど
懐かしい古風な調にキラキラ輝く幼き日々を重ね
梅の花に今日の幸せを感謝致します
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車窓から見える景色は輝いていた
駐車場に停めらた車や誰もいない公園に佇む滑り台は
朝日を浴びて淋しげに
塀を追い越さんばかりの梅や花壇の花は
朝日を浴びて力強く
キラキラ
キラキラ
輝いていた
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滝のようにかいた汗
冬でも怯まずに出ていけた体育館
床を蹴るシューズの音
手をうつボールの衝撃
お腹や肺があげる悲鳴
歓喜と落胆のラリー
何でもうまく行くような感覚も
何もうまく行かない苦悩も味わった
二度とこんな思いしたくないと思うほどの苦しみも
今となれば愛しくて
時間が経って分かったことは
どれだけ好きだったかということ
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夜空に浮かぶ光
丸くなったり細くなったり
日によって形を変える不思議な光
白い光は淋しげでそれなら傍にいたいと思ったんだ
水の流れに逆らって光に届きそうな高い滝を登る
激流に負けまいと死に物狂いで泳いぎ
高く遠い光を目指すうちに空を昇っていた
これならあの光へ届くだろう
その日月光に照らされる1匹の龍を多くの人々が見たという
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この部屋のドアをノックして早10年
生活は大きく変わり
親元を離れ一人暮らしになり
学生から社会人へと進んできた
ただ月日を経ても変わらないものもある
精神年齢はあの頃も今も30代
自然を題材にすること
この部屋を訪れ続けているということ
これからの10年で
精神年齢は変わっても
きっと自然は題材にし続けるし
この部屋にも通い続けるだろう
私が詩をかきつづけるかぎり
この部屋が存在し続けることを切に願う
10y
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歳を重ねることに抗うのではなく
歳を重ねることを楽しみとするような人生を送りたい
若い頃を懐かしみ
子供や孫に物語を読むように語れる
そんな母親にそして祖母になりたい
10y