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亜子の部屋


[10] 視線
詩人:亜子 [投票][得票][編集]

舞い落ちる花弁の
裏側が見え隠れ
それはいつも瞬きの中にひるがえり

知らない誰かの
ひたむきな心が横切った
唯の他人が
目眩のなかで変化する
先入観をはらう風に撫でられて
また少し
私の視線があがる


2006/07/02 (Sun)

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