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亜子の部屋


[11] 影法師
詩人:亜子 [投票][得票][編集]

騒音と鎮まらぬ炎帝

木の下闇の冷気は微弱

他人は寄り添うのを忘れ

眩暈は止まず草いきれ

陽炎に追われ

冷えた闇へ逃げようとして

痺れた肢体から

影法師はのびた

誰に踏まれても自らは

踏めず離れず

こころを護っていた

忘れたはずの影法師は

愛すべき本質を知っている

きっと
産まれた時から叫んでた


私はここに居る

私はここに要る

2006/07/04 (Tue)

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