騒音と鎮まらぬ炎帝木の下闇の冷気は微弱他人は寄り添うのを忘れ眩暈は止まず草いきれ陽炎に追われ冷えた闇へ逃げようとして痺れた肢体から影法師はのびた誰に踏まれても自らは踏めず離れずこころを護っていた忘れたはずの影法師は愛すべき本質を知っているきっと産まれた時から叫んでた私はここに居る私はここに要る
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