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亜子の部屋


[25] どこからか流れる
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どこからか流れる
血が瀑布を通り
水玉重なり鮮やかに
透ける世界
裏切りのない色は
無重力の自由を念い
樹となり
花となり
雲となりに
のこしても見届けず
もうおちる
飛沫の余韻を
せめて響かせて
凍らない流れに還ればまた
姿形忘れて
一条の河

それでも濡れた指が
紆余曲折の腕を昇る



2007/01/23 (Tue)

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