夜明け前

覚醒しないまま

貴方からの電話に

出る

話した内容は

夢の中へ

幸せな気持ちだけ

覚えてる―

「寒いね…。」

貴方はそっと

上着をかけて

くれたけど

ホントは

手を

繋ぎたかったの

分かりにくくて

ごめんね


今度はちゃんと

言うから―

貴方は

そんなに重傷と

思っていない

私の傷

だけどね

どんなに

小さな傷でも

放っておいたら

化膿しちゃう事も

有るんだよ―

メールじゃ

寂しい本音が

伝わらない

電話だと

嬉しくて

寂しい本音を

後回し

いつになったら

ちゃんと

言えるかな…

「寂しいんだよ。」

君の全てが

知りたいんだ

そして

触れて確かめたい


さぁ…

開いて見せて

簡単に

恋に落ちない

私

だけど

恋に落ちたら

簡単

あなたの

言葉や行動に

一喜一憂している―

新しい事を
始めようとする時

いつも
立ち止まる

躊躇じゃなくて
力を
貯めてるんだ

そして一歩を
踏み出す

心の赴くままに

つらつらと

言葉を並べる

自分を

吐き出したくて

誰かに

共感を求めて

想いを詩にする


それにタイトルを

つけるのが

苦手―

「まだ」

なのか

「もう」

なのかは

気持ちの違い


「もう」

３日も電話が無い

そう想うほど

恋しいよ―

優しくしてくれたら
誰でもいい

って訳じゃ

無いんだよ


貴方だから

優しくされたい

分かってる？