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soulの部屋


[236] 使い捨ての物語
詩人:soul [投票][編集]

手付かずの文章はそのままで
擦りきれたレコードを置いて
四角い空を見ていた
止む気配のない雨は孤独に跳ねてる
テレビは嬉しそうにニュースを騒ぎたてて
整った言葉はもう意味を無くした
絵本に描かれた様な未来は洗い流されて
計画がまっさらになった人達は
誰もかれもが星の無い空を見上げて
周りの真似して
ずっと何かを探してる
それを見て僕も何かを探したら
また代わり映えしない日常に溶けてった

2005/10/13 (Thu)

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