詩人:高級スプーン似 | [投票][編集] |
つけっぱなしの
けいこうとう
ひらめくものも
ひらめかない
みたされていても
ものたりない
じぶんをさがす
わたしはろぼっと
じぶんをかくす
あなたはにんげん
イマノワタシハ
モウヒトリノジブン
ふたつあるなら
ひとつおくれよ
かくしておくなら
かしておくれよ
ジブンガワカラナイ
かくしたばしょが
わからなくなったって
じぶんがじぶんか
わからなくなったって
まるでろぼっと
まるでわたし
じぶんなんて
わからないなら
じぶんなんて
さがさなくても
じぶんなんて
ひつようないか
けしょうをしよう
あなたはわたし
じぶんをかくす
わたしはにんげん
つけっぱなしの
けいこうとう
ひかりちかちか
あいであうかび
ひかりちかちか
いのちとぎれる
詩人:高級スプーン似 | [投票][編集] |
嘘つきは嫌いだ
Y字路の手前で迷う
あなたは
どちらの道から
来ましたか?
分岐点で立っていた人に
案内してもらい
私はその村に辿り着いた
人間関係に悩まされ
疲れ極まって
久々に泣いた
少しすっきりした頭で
「会社を辞めよう」
そう決断した
駅から離れていてもいい
田舎でもいい
条件は一つ
それなら
ここがいいですよ
差された指の先
その場で決めた
浮気している
彼女に別れを告げ
列車を乗り継ぎ
二時間半
清々しいぐらい
何もない
縛られるものも
何もない
思うと自然に
口元がほころんだ
にやにやするな
気持ち悪い
すれ違いざま
女が言った
なんだいきなり
思った瞬間
急に立ち止まるなボケと
オヤジが私を
押し退けた
なんなんだ?
そういう事かと
またニヤついた
何あいつキモい
変人だ
言われて私は
笑っていた
声に出して
笑っていた
村人は
思った事を
口にしただけ
それが嬉しくて
私は笑っていた
それから一年
君には
期待してないから
上司にそう言われ
カッとなって殴った
頭の中で
だけだけど
お前と特に
話す事ないんだけど
友人にそう言われ
愛想笑いで誤魔化した
彼女に
寂しい寂しいと
つきまとわれて
うるさいなと
振り払った
浮気してやると
彼女は泣いた
今
本気で言ったんだコイツ
反省よりも先に
怒りが込み上げてきた
そんな気持ちを隠して
私は
愛していると
彼女を抱いた
嬉しいと
彼女は言った
虚しくなった
こんなハズじゃなかった
最悪な村だ
物取りに
物を盗りますと言われ
包丁で刺された
最悪なのは
俺の方か
どんな時だって
どんな土地だって
住めば都
そうは思えなかった
自分が変わらなきゃ
何を変えても
結果は同じ
そういえば
あれから一度も
見かけなかったな
人の少ない
小さな村なのに
通りがかったあの時
分岐点に立っていた
あの人を
意識が朦朧とする最中
耳にした言葉
嘘つきは嫌いだ
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残そうとしたものが
残らなくて
半角カナで
バグらせたみたいな
意味を為さない羅列しか
残らないなら
残そうとしたぼくは
ぼくの人生は
意味を為さないのか
意味を為さない
ぼくの人生の中で
生まれた
ぼくの羅列は
ある日突然
風化する
あるいは
誰にも見られずに
終わる
見られたとしても
それは
誰の記憶にも
誰の心にも残らずに
残ったとしても
それは
一度も思い出されずに
忘れ去られて
やっぱり終わるような
意味を為さない羅列なら
残してどうする
残したい気持ちだけ
宙に浮かぶけど
そんなもの
残ったとしても
意味を為さないんじゃ
薄れていっても
ゼロにはならない
気休め程度の
思想いに揺られ
今日も書き留めた
そもそも残して
どうするつもりだ
誰かに読ませて
どうするつもりだ
深い考えはない
別にやらなくてもいいのに
生きる必要もないのに
知らない
意味を為さないとしても
今日も書き留める
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どこまで続く浮遊感
どこにも行けない浮遊感
たどり着けない浮遊感
それは気のせい浮遊感
いつかは落ちる浮遊感
飛ぶ鳥“も”一羽残らず
死んでいく
勢いよく落ちる浮遊感
「似合う?」と言われ
真っ向から否定して
「ありがとう」を
受け取ることってあるの?
そんな浮き方してちゃ
誰だって沈むよな
テーマパーク
キャラクター
もらった風船
一週間以内
しぼんでいく姿
可哀想で
見ていられない
でも実は
飽きられて
見られてないだけ
どこまで続く浮遊感
どこにも行けない浮遊感
たどり着けない浮遊感
それは気のせい浮遊感
いつかは落ちる浮遊感
地上から
数センチメンタル
なんだこの浮遊感
「人には言えない」を
動力に浮いています
いつかは落ちる浮遊感
それまでを
どう過ごそうか
漂う思想
沖まで流れて浮遊感
助けは来ない浮遊感
まぁいいや
ぷかぷかひゅーん
ぷかぷかひゅーん
間抜けな効果音だけど
救いようのない展開
単純にifする
ぷかぷかひゅーん
まぁいいや
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俺の人権で
お前の表現を奪った
取り返したいなら
自由を寄越せ
煙草が吸えない僕だから
気付いた時には遅かった
その色を使うな
その筆を使うな
肌を肌色で塗るな
空を空色で塗るな
だからといって
その色を使うな
勝手に創造するな
これを使いたまえ
決まっていない
カタチを固定
人の死なない
ミステリー
誰もボケない
バラエティー
爆発するな
暴れるな
血飛沫なんて言語道断
自由は俺のモノ
誰にも渡すものか
表現を取り戻し
お前から人権を
奪ってやる
煙草を捨てた
差別した
盗んだ
真似た
モザイク外した
薬をまいた
子供を売った
女を犯した
人を殺した
国を捨てた
フィクションを書いた
本音を吐いた
全人類マイナスひとりに
否定され
殺された表現は悪か
自分だけが
肯定し
生かした表現は善か
大切な人に見てほしい
みんなに見てほしい
お前にだけ見てほしい
別に誰も見なくていい
表現さなければいいものを
人間さなければいいものを
もう遅い
書いちゃった
仕方ない
消しちゃうぞ
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朝だよ
また朝が来たよ
窓を叩く陽の光
おはようを交わして
眠りにつくのが
私の日課
緩やかな坂道を
ゆっくりと
下っていくような幸せ
走る車の音を尻目に
ささやかな嘘
囁いた
どうして
見破れないかなあ
あと一歩から
もう三歩
踏み出した足を
当ててみて
おやすみ
またね
瞼の裏の白い世界
遠くへ遠くへ
消えていく
さようなら
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信じられない
かもしれないが
私は
幽霊を見たことがない
これ以上ない真夜中
頭の中が真っ白な状態
それが本当の私
なんだとしたら
私を受け入れるなんて
無理
余裕があってこその人
猶予があってこその私
愚図愚図と
ひたすら愚図愚図と
他のすべてを後回しにして
こんな文章を書いている
それこそが私だろう
違うのか
不慮のハッピーエンド
あと少しの希望
やわらかな弁解
せせら笑う絶望
贅沢な憂鬱
曖昧にして
ぼかしたそれらは
キタナイキレイゴト
陳腐で気持ち悪い
言い回し
ただ、ありふれていく私
おまけにまだ笑ってる
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直接、本人に何かを言ったりはしません。
けれど、誰かに言いたいんでしょう。
問題はたぶん解決しません。
間接的に本人に影響を与えるとか、まずあり得ません。
けれど、書きたくなるんです。
誰かに聞いてほしいんです。
誰にも聞かれなくても、それでも書きたいんです。
直接、本人に何かを言ったりはしません。
間接的に本人に影響を与えるとか、まずあり得ません。
けれど、
ラブ&ピース
あなた方とは無関係のところで発生している、僕の気持ちを書いてみた所で、問題はたぶん解決しません。
意味とか探っても無駄です。
何もありません。
何か見つけたのなら、それは最初からあなたのものだったんだと思います。
ちょっとすっきりしたい、それだけ。
書いてもすっきりしないのが難点ですが。
あれこれ言ってすみません。
心にもない気持ちは、ならどこから発生しているのか、分かった所で問題はたぶん解決しません。
けれど、
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先生に指を突っ込まれ
それでも僕は
トイレに行かない
そこまでの決意があれば
僕だって
生きていけるに違いない
先生の前で股を開く
それでも僕は
トイレに行かない
そこまでの決意があれば
僕だって
悩む前に踏み出せた
しようもないな
しようがないな
しようしようと口ばかり
用もないのに
トイレに行って
用をチロチロ
足して終わり
ほんの少しの恍惚を
達成感とカン違い
終わってない
まだ
始まってもない
早くやれよ
夢の続き
おしりの穴から
こんにちワーク
先生に指を突っ込まれ
それでも僕は
トイレに行かない
そこまでの決意があれば
僕だって
理由を棄ててでも
やってやるのに
のにのにのに
そんな大した
決意じゃないじゃん
あともう少し
やりたかっただけ
そんなものが
僕には無いだけ
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親より先に死ぬな
とか
友達や恋人のことを考えろ
とか
あなたを大切に
思ってくれる人もいる
とか
言われると余計に
自分を嫌って
拒みたくなる日もある
構ってほしい
のか
そっとしておいてほしい
のか
自分でもわからない
少し寂しい夜がある
すごく寂しい夜もある
浮かんでは消える記憶
何も浮かばない今
考えられない明日
そうしてずっと
ずっと続く夜もある
もう何も言わないで
何も言わずに側にいて
少しくらい何か言って
自分でもわからない
自分を嫌って
拒みたくなる日もある
聞く耳を持たず
口を利かない
効かない薬を飲んで
聴き過ぎた曲を
また聴いて
切って
勝手なのはわかってる
わかってないから
勝手なのも
そんな私もここにあるよ
そんな私もここにいるよ
ひとりになると考える
考えられない夜もある