詩人:浮浪霊 | [投票][編集] |
『人の可視性に関する知見の件(クダリ)』
情報化した世界の変質を遂げた共同体では、
発信しないものは存在していられない。
智民(ネチズン)は限りなく不可視に近く、
誰にも気付かれず、誰にも気付かず、
その多くは霊のように其処此処を徒(ただ)浮浪するばかり。
辮(アム)の街は無人で、人は究極的に独りで、
他者の痕跡ばかり辿り本人とは必ず入れ違う。
存在は嘗て無く意図的で、
インターネットでの沈黙とは、即ち消滅であり、
社会的消滅とは即ち恐怖である。
智民よ恐れよ、書き綴れ。
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神が居ないというのは、分かる。
けれども、それが神が居れば世の中がこんなに悪い筈が無いからというのは、良く分からない。
どうして神様が、貴方達みたいな糞蟲にかかずらうわけがあるの?
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お前に好きになってもらう為、
唇で触れてもらう為、
自分に出来る事とは何だろうかと、
彼がそればかり考えてるのが分かるだろう。
お前が彼の隣に腰を下ろし、
軽く触れ僅かに寄掛るだけで、
彼は肌を赤く染め
お前のどんな要求にも応えてくれるだろう。
お前が彼を欲望し、掠奪することを躊躇わなければ
彼はお前を愛し、お前のために全て擲(なげう)つだろう事を知れ
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自殺という、生物的に限り無く反生産的な行為を進化論的解釈に則って考えた時、何故その行為が生存競争の内に淘汰されてしまわなかったのかという疑問が生じないか。
自殺志向を持つ個体が時と共に死滅しなかったのはどうしてなのだろう。
それは恐らく、自殺がなんらかの形で遺伝子の継承に貢献しているからではないだろうか。
生殖能力を持たない働き蟻の存在や細胞レベルでの自死といった現象から明らかになるように、遺伝子の目的とは伝子形態の存続であり、決して個体生殖可能性の最大化では無い。
特定の個体の生存が種に対して著しい損害を齎し、種としての遺伝子の全体的な存続が好ましくない影響を被る時、遺伝子はその個体を削る。個体に搭載された遺伝子を犠牲にして。
自殺願望とは、各個体が生存に値するかを判断するために搭載された自己診断機能なのかもしれない。
存続非貢献者を自死させることで社会的な負担を減らし、他の生存可能性が高まるのだ。
個は全のために。
さて、以上から得られる知見とは何か
解るかな?
つまりね、僕らが普段死にたい死にたいって思うのは、実はご先祖様が『お前みたいな役立たずがいつまでも生きてると皆が迷惑するんだから早く死ねよ』ってアドバイスしてくれてるんだよ。
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思ったんだが、日本は国民国家なんだから、日本とはつまり日本人のことだよな。
すると、市民が日本を気に入らないならそれはつまり日本が日本を気に入らないと言うことで、日本を気に入らない市民が気に入らないやつはやっぱり日本が気に入らないってことになんじゃねーの。
以上を踏まえると、「この国が気に入らないやつはこの国から出てけばいいと思うよこの売国奴!」という主張は以下のように翻訳できることになるぞ。
『日本が気に入らない日本は日本から出て行けこの日本野郎!』
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首筋に歯を立てられ、娘は私を酷く突き放した。私は驚き、また腹を立てた。彼女の頬を張った。正気に戻すためだった。黎都は崩れ落ちた。わざとらしいものだった。
「二度と殴るな 畜生 どうして分からないんだ」
怒鳴りだす娘に、私は酷く驚き、また彼女が泣きだしたのに気付いて、ギョッとした。
宥めるべきだろうと考え、いいことを思いつく。だが、私が手を伸ばすと、黎都は悲鳴を上げた。
「触るな 其処に触るな!」
恐怖を偽る黎都に私は動揺し、また怒りに駆られ吠え立てた。糾弾するため、彼女を罵った。恥ずかしくないのか私に申し訳なくはないのか何様のつもりかまるで淫売だお前が悪いんだお前がお前だけがお前が私を愛そうとしないから!
すると彼女は頬を押さえて絶叫した
「僕を否定するな、被害者ぶるんじゃない 罵詈も要らない 淫売呼ばわりを止めろ!」
「僕の愛が欲しいなら」