「気付かない」なら、

詰まらない。


「分からない」から、

面白い。

信じてくれる、仲間がいた。

愛してくれる、家族がいた。

だから、僕は、ささやくんだ。

心からの笑顔で。


ただいま。

しりとりをしよう。

あやとりをしよう。


昨日から来る、君を迎えよう。

明日へ向かう、僕らを消そう。

君の微笑みと、

僕の涙と、

小さな愛が、

そこにはあって。

夏の太陽と水飛沫浴びて、

キミと二人笑ってた。

シャボン玉に映る景色を、

キミと二人眺めてた。

キミの側にいたい。

それだけは、
分かるんだ。

凍える我が身が

叫ぶのだ


その剣で

我を貫けと

悲しくないよ。
哀しくないよ。

その声も、
聞こえない。

彼方は、
此所に。

貴方は、
何処に。

あの頃から変わらない君が、

記憶の海を漂う。

あの頃とはもう違う僕が、

忘却の道を辿る。

「独りぼっちだ」と君は呟いて、

「そうだね」と僕は頷く。