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朱雀の部屋


[22] 十三月の窓
詩人:朱雀 [投票][編集]

ゆらゆら纏う 月の色

ひらひら翻る 小夜衣

ほろほろ嘆く 花の影

ふかふか見遣る 片心


名もなき憐恕(れんじょ)は風に消え

杞憂も蕩ける玉桂(たまかつら)


するする見解く 戯心 (ざれごごろ)

さらさら零(あ)える 細砂(さざれすな)

てんてん笑みて 星下り

ふるふる揺れる 月夜影

2008/10/20 (Mon)

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