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あぎの部屋


[5] 少女革命
詩人:あぎ [投票][編集]

 
 
無限回廊駆け抜けて
蕩けそうに甘い、チョコレートの匂い


あの白い肉塊は
私に追わせる癖に私を追いかけている


迷い込んで迷い込んで
少女よ、もっとこの世界に溶けていけ


毒入りのマフィンとシロップ漬けのハーブティー
値札なんてつけて帽子に着られちゃって


泣いてばかりの紛い物
不幸自慢ばかり


強情な女王様
張りぼての乙女


ワンダーランドなんてヘルスに夢ばかり求めて
札束抱えた王子様達は両手を叩く


曖昧ラインを薬で埋めて
両手に剃刀を抱えて少女はまた、迷い込む
 
 

2010/08/22 (Sun)

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