音のない世界澄んだ空気に目を閉じて青を感じて碧へ還るこれまで何と触れあったか考え巡れば数え切れぬほど奥深くわけ行った森の中心孤立した林檎の木が寂しいよ。と揺れる頭を巡る記憶の破片林檎の木はまだ寂しいまんまだったその呟きは日差しにかすれて聞こえない気がした音のない世界私を感じて昨日へ還る
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