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アイカの部屋


[35] 過去になる日。
詩人:アイカ [投票][編集]

交差点に立ち
行き交う人混みを

さげすむ様に
眺めている午後

私だってあんな風に
笑えていたはず
上手く演じてたはず

だけどあの時
体中で助けを
求めてた


何故だかあの頃の面影が
………ふっと視界を通り過ぎるのです

笑っていたはずなのに
必死で
温もり探してた。

足先に溜まった
痛み達は
いつしか逃げ場を無くしてた。

振り返れば過去になるのでしょう………

それを怖がるこの痛みは
今でも私を苦しめる

いつまでも過去にできない。

いつまでも過去にならない。

私、振り返る事
できずに居るのです。

2003/09/28 (Sun)

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