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アイカの部屋


[36] 消逝く間
詩人:アイカ [投票][編集]

このまま誰にも気づかれずに
一人、消えていくのだろう………

そんな気がした夜があって……

目を閉じればそのまま死んでいくのだろう………

本当に
そんな気がした夜があって………

此処には、確かに体があって……
此処には、確かに心があって……

それでも
不安でしかたのない気持ちを
ぬぐえない頭があって……

涙は止まろうとはしてくれない
手の震えは増すばかり

膝を抱え
祈りながら
夜が過ぎるのを待っていたのです

祈りながら
いつか許されると信じていたのです

2003/09/29 (Mon)

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