詩人:哀華 | [投票][得票][編集] |
嗚咽混じりの一言
死にたい。なんて
久しぶりに思った
分かってるさ
死ぬなんて
できやしない
ことくらい
分かっていても
分かっていても
本当に
そんな気分に
なってしまう事って
あるでしょう
今、まさに
その真っ最中
ネオンの中
ふらつくのは
足下じゃなく
地面の方が
不確かなせいだから
肩がぶつかっても
私は悪くないよ
私以外の
全ての物が
悪意に満ちている
せいだからと
思うことにしたのです
父さんが死んだのも
母さんが殴るのも
私が犯されたのも
兄が捕まったのも
今、息が上手に
吸えないのも
手首が
切り刻まれて
いることも
全部
全部
私以外のせいだから
もう逃げたって
いいでしょう
もう辞めたって
いいでしょう
死にたい
消えたい
居なくなりたい
違った
…助けて欲しい
とんでもなく
苦しいんだ