ホーム > 詩人の部屋 > 哀華の部屋 > 知らぬよ

哀華の部屋


[13] 知らぬよ
詩人:哀華 [投票][編集]

今まで
無視されて
知らぬフリなんて
数え切れぬほどさ

お前など知らぬよ

そんな顔で
通り過ぎる人の
冷たい目には
心底飽きた

嘘をついた
その顔はまるで
道化師の様

笑ってるのか
泣いてるのか
わかりゃしないさ

怒ってるならば
そう言えばいいのに

要らないなら
そう言えばいいのに


宙に浮いた
言葉はどこへ
捨てようか

それは
こんな場所の
片隅でもいい?

それは
こんな部屋の
片隅でもいい?

もう必要だなんて
言うわけないだろ

お前なんて知らぬよ

どうでもいいのさ

全部終わった
そんなけのこと

2004/05/30 (Sun)

前頁] [哀華の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -